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第39話。今日も一日が終わりますね。

前回までの話では、闘技場から去る道中、巡回兵士から宿屋の場所を聞く。そして謎の光を見たホワイトは後を追いかける。そこに居たのは…。妖艶な女性だった…。彼女は松明の火を消す為、水魔法を使う。ホワイトを誘うとし…。彼は久々に「弱音」を吐く…。


誘拐されるのではないのか…。っと。

 もう一度、妖艶の女性に出会えるなら。伝えたい事があった。「新しい松明を用意してから去れ!」っとホワイトは心の中でつぶやく。


幸いランタンを目印に移動して奇跡的には出会った住人に「松明」を一本貰い受ける。


ホワイトは妖艶な女性と出会って以来、疑念を抱いていた。「ユリア姫の日記には、4人全員が『子』と記されていた。


しかし、先程の魔法使いは明らかに大人だ。」彼は独り言をつぶやきながら、暗い道を進んでいた。


松明とランタンの光を頼りに歩いていたが、最初に訪れた宿屋では宿泊を断られたため、次の候補である馬繋場の近くの宿屋を目指すことにした。


時刻はまもなく20時を迎えようとしていた。暗闇では障害物があるため、足元を慎重に確認しながら移動していた。


何軒か並んでいる家の横に宿屋を見つけた。それは二階建ての建物で、二階の窓からはかすかに光が漏れていた。


ホワイトは宿屋の入口の扉を叩いたところ、警戒した声が聞こえてきた「こんな夜遅くに、誰だ?」


ホワイトは答えた「私は旅人です。宿を貸していただきたい」


店主は言った「今日は満室です。6人も予約が入っていますから」


その数を聞いたホワイトは、ユリアたちのことだろうと考えた。


そして一旦後退し、大声で叫んだ。「サム、我だ!ここにいるなら返事をしてくれ!」


その声を聞いた住人たちは窓を開けて言った。「何時だと思っているんだ!」「うるさいわよ!」寝ていた住人たちは目を覚ましてしまった。


すると宿屋の2階の窓からサムが顔を出した「ホワイト様ですか?その声はホワイト様ですね!少々お待ちください。すぐに下に参ります!」


サムは急いで階段を下り、店主に深く頭を下げて事情を伝えた。店主は渋々扉のかんぬきを外して開けた。


ホワイトは店主に礼を述べ、サムとともに2階に上がった。そこでホワイトはサムにこれまでの経緯をすべて話した。


サムは心の中でつぶやいた。「違う!ホワイト様なら本来は勝っていた、28戦も勝ち抜きさせた闘技場が悪いだ…!」サムは拳を握りしめ、怒りを抑えていた。


それを察したホワイトは話題を変えた。

「サム、他の者たちはどうしている?」


サム「部屋は分けてあります。店主には後払いでと伝えてあります」


ホワイト「サム、苦労をかけてすまない」


サム「とんでもありません!それも務めです」


サム「実はホワイト様、お伝えしたい事が」

次にサムが経緯を説明する番が来た。ホワイトは高笑いしながらサムの肩を軽く叩き、「承知した」と頷いた。


二人は男性陣の部屋へと入った。そこにいたのは。


ジェイコブ、セリナ、そしてミランダであった。


ジェイコブ「無事に戻られたか。ホワイト殿」


セリナ「お帰りをお待ちしておりました、ホワイト様」


セリナ「いかがでしたか?ユリア様のお供の方は見つかりましたか?」


ホワイト「残念ながら、情報はほとんどないのだ」


サム「そう簡単には見つかりませんよ」


ミランダ「王様に会えたのかい?報酬はどうなった?」


ホワイト「ミランダ、心配ない。ここにある」彼は金貨5枚を木製テーブルの上に置いた。それを見た一同は目を輝かせた。


※お金の事情。金貨1枚は現代の金額で約12万円に相当し、つまり60万円相当である。


ホワイト「金貨の管理はセリナ御婦人にお任せしても良いだろうか?」


セリナ「わ、私ですか!?なぜ」


ホワイト「これは全員の一致してる事だからだ」


サム、ジェイコブ、ミランダ「異論なし!」


セリナ「わ、分かりました!お任せください」


ホワイト「ユリア姫とレオは?」


ミランダ「あの二人は疲れて睡ってるさ」


ホワイト「そうか、少し様子を見に行こう」


そして全員で静かに隣の部屋へ移動した。扉を開けると、二人は一緒に眠っていた。それを見たホワイトはつぶやいた。


ホワイト「まるで姉弟のようだ」


セリナ「えぇ、とても仲が良いのです」


ミランダ「まったく、黙っていれば可愛いものさ」


サム「ユリアお嬢様には師匠が必要でしょう」


ジェイコブ「この時代を生き抜く師匠が必要じゃのぅ」


ホワイト「師匠か、この時代の、確かに」


ホワイトはセリナをじっと見つめていた。


こうして一日が終わろうとしていた。

次回、第40話。こうして4日が終わりました。

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