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第32話。4日目の朝食は…。気まずいです。

前回までの話では、小鳥の囁きでユリアは起きて日記を探す。しかし、日記は見つからず。外に出るとホワイトが日記を没収していた。ホワイトと口論になり。皆から離れる。

ユリアは「勇者」の事を思い出していた…。

 ユリア、セリナ、ミランダは馬車に戻った。セリナはユリアを降ろし、ユリアは照れながら感謝の言葉を述べた。セリナは微笑み、「またおんぶしますよ」と軽やかに答えた。


一方、ミランダは朝食の準備を手伝っており、いつものように焚き火を用意していた。鍋にはタラのスープが煮込まれていた。


朝食はパン、干し肉、そして宿屋の店主から提供された保存食のタラで構成されていた。皆は焚き火を囲んで座り、食事を始めた。馬はそばで草を食べていた。


そのとき、レオがぽつりとつぶやいた。レオは素直に本音を口にする。その言葉は――。


レオ「干し肉…飽きたよ、お母さん……」


ジェイコブ「うぬ、確かにその通りじゃ……」


サム「ホワイト様、大都市への寄り道は可能ですか?」


ホワイト「最北端を目指す際に通るのであればな」


ミランダ「あたいは武器屋に寄りたいね」


セリナ「リンゴなんかもいいわね」


ユリア「………」


ユリアだけが無言で、黙々と干し肉を食べていた。


他の6人は、ユリアが「朝から肉!」と明るくつぶやくことを期待していたが、その期待は裏切られた。ホワイトはその様子を見て、ある話を切り出した。


ホワイト「ある老婆から聞いた話だ。彼女は私にこう語った」


老婆「魔術の真理を極めた者は、異端者となるのか?」


ホワイト「当初、我は、その言葉の意味を理解できなかった」


ユリア「それが…どうしたのよ……」


ミランダ「魔術…魔…もしかして!」


セリナ「ユリア様、お気づきになりませんか?」


レオ「お姉ちゃん、魔術って魔法のことだよ!」


ジェイコブ「うむ、 ユリア姫と同じではないのかのぅ!」


ユリア「もしかして? 私と同じ世界から来た者?」


ホワイト「この日記に記された4人も無事かもしれない」


ユリア「4人…? ホワイト、それって!」


ホワイト「最北端を目指す際、彼らを探してみよう、ユリア姫」


ユリア「どうして…? 私のことを嫌っていたんじゃ……」


セリナ「ユリア様、ホワイト様は一度たりともそんなことを仰っていませんよ」


ミランダ「まったく、 ちゃんと話を聞いてなかったのかい! レオ、言ってやりな!」


レオ「魔術は魔女だから、異端者なんだよ?」


ジェイコブ「レオ、そこではないのぅ」


セリナ「日記を紛失すれば、その4人は危険にさらされます、ユリア様……」


ユリア「魔法を使えば…異端者とみなされ…殺される!」


ホワイト「魔術が魔法であるなら、老婆が異端として処刑されたのも納得できる。もっとも、我々もすでに異端者だがな」


ユリア「急いで助けないと、あの子たちが!」


サム「落ち着け、今動いても状況は変わらないぞ!」


ホワイト「サムの言う通りだ。町や都市を見つけたら、すぐに我が行動する」


サム「私もお手伝いします、 弟子として!」


ミランダ「それなら、あたいも手伝うよ!」


ホワイト「ならん!あの時のことを覚えているだろう?」


サム「覚えています、ホワイト様……」


ミランダ「わ、わかってるよ…あたいも」


ユリア「3人とも、何の話をしているの?」


セリナ「きっと3人だけの秘密の話なのでしょう」


レオ「早く都市に行きたいよ、お母さん!」


ジェイコブ「レオ、わしも賛成だぞぃ!」


7人は雑談を交わしながら、朝のそよ風を感じていた。そして、カイ、シン、メイ、ミラの4人を探すという目標を立てた。


ユリアは彼らと再会できるのか。ホワイトはどのような方法で捜索を進めるのか。それは後の物語で明らかになるだろう。


今朝も太陽が東から昇り、天候は晴れ。鳥たちが大空を舞っていた。


7人はその光景を眺めていた。ユリアは心の中で自らを鼓舞する「きっと、あの子たちは大丈夫だ」と。体力をつけるため、干し肉を口にするが、顔をしかめる。


その様子を見た皆は微笑んだ。いつものユリアが戻ってきたのだ。こうして、今日も1日目が始まろうとしていた。

次回、第33話。大都市へ向かいます!。

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