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第22話。3日目の朝食はヘルシーです!

前回までの話では、ユリアとホワイト達が出会って3日目の早朝が始まる。ホワイトとジェイコブは新天地を決めるべく。2人だけの密談をしていた。そして2人とも同じ地域を指す。

皆に伝えるべく宿屋に戻る。

 ホワイトとジェイコブは宿屋の入り口付近でサムと出会った。サムは駆け寄り、ホワイトの前で立ち止まった。心配そうな表情を浮かべたサムは言った。


サム「どこに行っていたのですか、ホワイト様!」


サムは仲間外れにされたことに少し怒りを感じていた。それを察したホワイトは説明した。


ホワイト「ジェイコブ殿と散歩に出かけたところ、川まで足を延ばしていたのだ」


ホワイトは笑顔でサムをなだめた。


ジェイコブ「腹が減ったぞい、サム」


歩き回ったせいでジェイコブは空腹だった。前夜は早くに寝てしまったため、夕食を食べていなかったのだ。


サムは微笑み、朝食がもうすぐ用意できると伝えた。 するとレオが遊びから帰ってきたのである。


レオ「お腹空いた、サムお兄ちゃん!」

レオはサムをいつの間にか、兄と慕っていたのだ。


4人は宿屋の中に入った。そこではユリアが木製のテーブルを毛織物のタオルで拭いていた。この「毛織物のタオル」は、フランドルの毛織物とも呼ばれる。


14世紀半ば、フランスのフランダース地方ではリネンを中心とした織物産業が盛んであり、現代の「タオル」の原型がここから引き継がれている。これは現代でもよく見かけるものだ。話を本題に戻そう。


ユリアは宿屋の手伝いをしている理由を経緯を説明した。


ホワイト、ジェイコブ、サム、レオは椅子に腰を下ろした。ホワイトはサムにこれまでの経緯を説明した。サムは言った。


サム「目的地への到着には20日以上かかるのですか……」


ジェイコブ「だが、それは休憩なしでの話じゃ」


ホワイト「徒歩では約1か月かかるだろう」


ホワイトは、宿泊する地域、野宿、消耗品の補給などを考慮した上で1か月と見積もっていた。

そのとき、ユリア、セリナ、ミランダが料理を運んできた。


サム「本当に手伝いをしていたのか…」

サムは並べられた料理を見ながら、3人を交互に見つめた。


セリナ「村長や宿屋への恩返しとして、手伝いたかったのです」


ミランダ「ただで食事をもらうのは気が引けるからね!」


ユリア「そういうわけだから、早く朝食を食べましょう!」


ユリアの発言に一同は笑い声を上げた。

全員が揃い、テーブルに着いた。料理は早朝にふさわしいヘルシーなものばかりだった。


野菜スープ、野菜サラダ、キノコの炒め物、目玉焼き、パン、飲み物は牛乳だった。全員が手を合わせて合掌した。セリナが神に祈りを捧げた。


セリナ「父よ、あなたの慈しみに感謝し、この食事をいただきます。アーメン」


一同も続いて同じように祈りを捧げ、「いただきます!」と声を合わせて食事を始めた。ユリアが食べながら話しかけた。


ユリア「ところでホワイト、どこに行っていたの?」


サム「おい、食べながら話すな!」


ミランダ「まったく! サム、あんたも同じだよ!」


セリナ「ミランダ、あなたもですよ。」


彼女は小さく笑い、パンをちぎってレオに手渡した。


ジェイコブ「朝食が健康的で良かったわい。」

満足そうに食べるジェイコブであった。


ホワイト(闘技場で銀貨を稼ぐか……。)


彼は食事をしながら内心で考えていた。

彼にとって、この先、銀貨は必要不可欠なものだった。


ホワイトは銀貨を稼ぐ方法を知っていた。それは闘技場への参加である。最も有名な闘技場は、ローマのコロッセオ、又は「コロッセウム」とも呼ばれる場所だ。


戦う者たちは剣闘士、すなわちグラディエーターと呼ばれ、闘技場は各地で開催されることもあった。


ホワイトは自信に満ちていた。負ける要素が一切ないからだ。彼は剣術、槍術、体術、弓術をすべてマスターした「元騎士」であり、オールラウンダーだった。


各地での闘技場での戦いは、後の物語で重要な展開となるだろう。


レオ「ねえ、お母さん、ずっとここで暮らすの?」


レオにとって、友達ができたこの場所は楽しい日々の連続だった。セリナにとって、レオの幸せは何よりも大切なものだった。


ホワイトはレオの気持ちに応えるため、あることを伝えた。


ホワイト「レオ、しっかり食べておきなさい。後でみんなで話をしよう」


彼は食事を終えた後、皆に伝えたいことがあると告げた。皆は頷き、今は食事を堪能に専念したらよい。ホワイトは心の中でそう思っていた。


こうして、3日目の朝食は一行にとって満足のいく時間となった。

次回、第23話。村長から馬車を貰えました!。

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