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用語解説(読み飛ばしてもいいやつ)

《ウミヘビのスープ》に登場した用語の解説。

読み飛ばしても全く問題ありません。


◯寄生菌『珊瑚』

冬虫夏草の仲間とされる、人間に寄生する真菌。20年前に存在が確認された。

赤い菌糸(子実体)が海中の珊瑚に見える事が名前の由来。


◯珊瑚症

『珊瑚』に寄生される病。現時点で不治の病

寄生された人間は侵食が進むと『珊瑚』に意識を乗っ取られ、硬質の菌糸を振り回し辺りを破壊、かつ胞子をばら撒く生物災害と化してしまう。


ステージ1 風邪のような症状

ステージ2 身体の一部に赤い斑点模様が浮かび上がる。触れると少し硬い

ステージ3 皮膚がうっすらと赤く変色し、ステージ2よりも硬化する

ステージ4 身体から菌糸の突起が突き出てくる。理性が薄れて凶暴性があがったり、意識障害を起こす

ステージ5 身体よりも大きな菌糸が突き出て、それを操り周囲の人間に直接胞子を植え付けてくる。または血を吸って養分にしてしまう。

鎮静剤などの薬が効かなくなってしまう。

変異した姿で大まかに《虫型》、《鼠型》、《植物型》の3つに分けられる。


ちなみに虫や鼠やコウモリ、植物などにも寄生する。

人間以外へ寄生した場合、対象はゾンビ状態となりそのうち朽ち果てる。


◯菌床。俗称、アクアリウム

『珊瑚』が作るコロニー。

感染者の1人を〈根〉として建物などの密閉空間に菌糸を侵食し、胞子を振り撒く空間を作る。

〈根〉を処分しない限りは何度でも作り直される。

菌床に入ってきた者はコロニーの中を彷徨う感染者や菌糸に容赦なく襲われる。


◯オフィウクス・ラボ

『珊瑚』の研究に特化した研究所

国際連盟の管理下に置かれている特殊組織。機密が多い。

西暦2320年で設立から15年目。

珊瑚症のワクチンや進行緩和剤、感染抑制剤、抗真菌薬など様々な薬を開発し、感染爆発の鎮圧に貢献してきた。

また軍が対処し切れない生物災害鎮圧、菌床処分も受け持っている。

小国が管理しきれないコールドスリープ患者の受け入れもしている。


◯クスシヘビ

ラボの研究員。

普通の人間だが、入所する条件として後述する《アイギス》という寄生生物を寄生させる必要がある。

下記のウミヘビを管理する役目もある。

現在、所長も含めて10人が在籍。


◯ウミヘビ

ラボの戦闘員。

1人につき1つの毒素を宿す、有毒人種。人造人間で、性別を男性で統一されている。100人以上いる。

人間ではないので人権はない。

ステージ5感染者や菌床処分の際の大きな戦力で、生物災害鎮圧に重宝されている。

1人だろうと国を滅ぼせるレベルの戦闘力を持つという噂も。例え毒素を使わなくとも、人間よりも優れた身体能力で敵対者を圧倒してしまう。

気に入った人間を【先生】と呼ぶ習性があり、【お願い】を聞いて貰える機会を伺っているようだが……?


全身には猛毒の《青い血》が巡っており、負傷し散布されると周囲への被害がヤバい。ちなみに『毒霧』こと毒ガスも撒ける。こっちも周囲への被害がヤバい。

また《抽射器》という、自身の毒素を抽出して射つ、特殊な武器を所持している。

尤も戦闘員にならず、ラボの手伝いやネグラの運営を請け負っているウミヘビもいる。


◯アイギス

クスシが寄生させている空中浮遊型クラゲ。

宿主の血を分けて貰うことで共生している。

触手を宿主の手足の延長線として使えたり、対象の血を吸血し失血死へ追い込むこともできる。大きさを自由に変えられるので、宿主から分離した際に宿主を持ち上げて運ぶ事もできる。便利。

アイギス自身は無毒な種だが、触手に毒を蓄え刺胞から注入、または散布が可能。

ただし使役しすぎると貧血に。最悪、宿主が失血死してしまう。

見た目の違いによって性能が微妙に異なる。


◯人工島アバトン

オフィウクス・ラボの拠点がある人工島。

大西洋のどこかに浮かんでいるらしい。

他にもウミヘビの居住区ネグラや植物園、港、クスシの宿舎がある。


◯ペガサス教団

寄生菌『珊瑚』を神として崇める宗教集団。

化学物質や人工物を嫌う大自然主義が大元。そこから派生して作られたと言われている。

信徒は治療を放置する者が多く、実質バイオテロ組織と目されている。各国から危険視されているが、『病の不安、恐怖を和らげる』という教団の教えそのものには危険思考は見られず規制されるには至っていない。

最近は信徒が菌床にいる姿をよく目撃されるようだが……?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 第二章まで拝見しました。 『毒劇物取扱責任者』の資格を覚えるために書き始められた小説なだけあって、タメになる話が多かったですね。知らなかった知識を知れる面白さもさることながら、個性あるキ…
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