「痛い感想役」の編集・校正者機能が小説投稿サイトにあったら(妄想)
小説投稿サイト(というよりコンテンツを投稿するサイトは全部そうですが)に付きまとう問題として、「クソバイス感想」や「粗探し感想」があります。
せっかく無料で読める作品を投稿してくれる作者様の創作意欲や投稿する覚悟を減衰させる恐れがあり、これは読み専としても由々しき問題です。
感想を通り越した人格批判や汚らしい言葉の羅列を見かけるとこちらも心が張り裂けそうな気持ちになりますが、投稿サイトはSNSではないのでその感想に対して「お前何言ってんの?」と第三者がレスバを仕掛けることも出来ません。というより、そんなレスバ機能があったら余計な炎上が発生する可能性もあります。
ただ、感想欄は素敵な作品愛の表現やフィードバックを得られる可能性のある場所でもあり、それを考えると質の悪い感想を恐れて全部閉じてしまうのも考え物です。個人的にも、人気が出る前から感想欄や評価機能を閉じてしまっている作品は、完全になる自己満足を目的としているのかな?と考え何となく忌避してしまう傾向にあります。
また、誤字脱字表現の間違いなどの指摘は、あまりにしつこかったり粗探しレベルになっている場合は別として基本的には感想欄の有効な使い方の一つではあると思います。
そこでふと「小説投稿サイトに一般ユーザーによる編集・校正・校閲機能があったらどうなるか?」と考えました。
紙媒体の場合、小説や漫画は作者だけの力で完成されるものではなく、編集や校正者の力でより推敲された作品に仕上がり世に公開されます。
小説投稿サイトが「そういったものを排除し、作者の力だけで世に公開できる」という魅力があり、わざわざそんな機能があっても必要ないと感じる人も多いと思いますが、この機能があると
(1)より良い文章に仕上がる(可能性がある)
(2)批判先が分散される
(3)新たな役割のユーザーが生まれる
(4)質のよい編集者が生まれると執筆が楽になる(主に速度面で)
(5)文章力や表現力に自信はないが、アイデアや人生経験に自信がある人による小説が生まれる(可能性がある)
というメリットがあると想定されます。
この機能を利用するのは投稿者ですが、実際に編集や校正を行うのは「投稿サイトの一般ユーザーの誰か」、つまり投稿者と同じ素人の一般人が「編集者登録」を行い、無料で実行されることを想定しています。
当然ながら編集者に対しての評価機能も必要で、質の悪い(おおむねクソバイス感想・粗探し感想の投稿者を想定される)編集者は編集者登録をしてもフィードバックにより排除されていきます。
また、編集者側から「あなたの小説を編集・校正させてください」と依頼する機能も、登録したばかりの新人一般編集者が実力を示したり実績を残す手段として必要でしょう。ただしこの場合、投稿者が編集者の評価をすることは可能で、編集者が投稿者の評価をすることは不可とする必要があります。
近しい機能としてはtwitter(現X)のコミュニティノートなどがあるでしょうか。
新たな試みとして最近追加された機能で、あれも一般人が追加している背景情報になりますが、個人的にはなかなか有用な機能だなと思っています。
仮に機能が実装された場合に
(1)編集者を無料でやりたがる人がいるか?
(2)編集者機能を使いたい投稿者がいるか?
という2点が問題として想像されますが、(1)については他のサービスなどの利用経験上「割といるのではないか?」と思います。
いろんな事に口出しすることや、レビューや分析が好きな人はインターネットのそこかしこで見かけますから。
というより自分がまさにそのタイプで、もしこの機能があったらとりあえず「編集者登録」くらいはすると思います。
自分の場合は自ら「編集させてください!」なんて言わないですし、恐らくすぐに評価が下がり編集者としては排除されると思いますが、数少ない優秀な編集者が生まれ「この人に編集を依頼すれば推敲されたよりよい文章が出力される」と評価されれば、文章力に自信がないけど小説を書いてみたい!という人にはかなり有効な機能になるのではないでしょうか。
(2)については自分が小説を投稿する度胸がないので不明ですが、「投稿前に非公開の感想がほぼ確実に貰える機能」くらいの気持ちで使えるような設計になっていれば、多少は有効活用することは出来ると思うので使いたい人はいるのでは?と思っています。
なろうでは想像できないですが、トップクラスの編集者になれば収益があるような仕組みにすれば、ブログやnoteの利用者の中にも使いたがる人もいるでしょう。
なろう以外の小説投稿サイトではAIなどによる表紙追加機能などがあったりしますが、それの延長線上というか同類として編集機能もあっていいのでは?という妄想でした。




