~本に囲まれていたい司書の日常~
これは図書館司書アイルスが日常を取り戻すための奮闘劇である。
「本のない世界なんて嫌!」
パチッ。またこの夢を見た。たまに見るこの夢。
私のようで私じゃない。あれは一体…。
「まあいいか。さっそく準備しよっと。」
私の名前はアイルス・サーペット。24歳。夢は世界中の本を読み尽くすこと。そんな私の仕事は…
「ようこそ!ビブリオ・トゥ・シーオウへ!
本で素敵な夢を見ませんか?」
・・・相変わらずダサイなぁ…。そう、皆様の予想通り、私はこの街唯一の図書館、「ビブリオ・トゥ・シーオウ」の司書、なんだけど…。何か絵と文章が合ってないし…。なぜかゾンビが書いてあるし…。外そうかなぁ…。うーん…
「なにやってるんですか?アイルスさん!」
「あぁ。サイルスくん、おはよう。」
「おはようございます!もしかしてそれ、外すんですか!」
「うん、そのつもりだk「ダメですよ!」えぇ…。」
「これ、めちゃくちゃいいじゃないですか!何がダメなんですか!」
このポスターをしきりにおす青年はアイルス・シャーロット。
私の2歳下の22歳。なんだけど…
「だって、絵と文章が合ってないし…。ゾンビが書いてあるし…。それに文字まで血みどろだし…。」「そこがいいじゃないですか!」
「でも怖いし…。」
「でも、子供たちに人気じゃないですか。」
そうなんだよなぁ…。なぜか人気なんだよなぁ…。
「とりあえず、やめとくわ。さぁ、準備しましょう。」
結局、負けてしまった…。今度こそ勝とう!
「なにやってるんですか?もう開ける時間ですよ。」
「そ、そうね、さぁ、頑張りましょう!」「はい!」
「「ようこそ!ビブリオ・トゥ・シーオウへ!」」
はじめまして。HNです。初めての小説なので、温かい目で読んでほしいです。お願いいたします。