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12、キラー対第一部隊

 キラーは学区地区の大きな大学前にいた。


既に複数の人が被害にあっているようで所々に血溜まりが出来ている。


キラーは中心位置が決まっていてその周辺の人の殺戮を行うというパターンが決まっている為、中心位置に近づくにつれて緊張感が高まる。


「第一部隊間もなく中心位置」


真っ先に到着したのは第一部隊で体調の大塚が指揮を執り、本部への報告を行っている。


例の魔剣も大塚の装備品として携行されている。


後者の塀の角からひょっこりと顔だけを覗かせて校門前を見張っているがキラーの動きは既になく、静寂だけが残されていた。


今までの出現時は人通りの多い昼や夕方頃が多く一度出現すると30分程暴れまわり、消えるように去っていく。


大塚が到着したのはキラー出現アラームから15分程度で消え去るにはまだ早いじかんだった。


「本部、目標確認できず」


周りを人とをり見渡し、生存者確認の為前へ出ようと動いた瞬間だった。


ドンッ、と大きな音と共にキラーが目の前に飛び込んできた。


「本部、目標を確認」


そういうと同時に脇に抱えていた自動小銃の引き金を力いっぱい握った。


「撃てー!」


同時に第一部隊全員への射撃指示をだした。


今までは人の多い場所が多く、場所も基地から距離があった為、直接対峙する機会が無く、今回が初の戦闘だった。


一条から予め聞いていた通りゴム風船のような作りになっているせいか、当たっているのに弾が通り抜けていっているようだった。


「この、化け物がー!」


怒号と共に腰に差していたサバイバルナイフを逆手に握りキラーへ襲い掛かった。


例の魔剣だ。


殺戮を行っている時のキラーは目で追えない程高速で動いているのにも関わらずこの時は大塚の正面に立ったまま動く様子がない。


大きく振りかぶってキラーの頭部を捉えたように見えた瞬間大塚の体は腕を大きく振りかぶったまま宙に浮いた。


キラーに手首を捉えられ、宙づりにされた状態で一瞬の静寂が訪れ、誰もが大塚の最後を思った時だった。


パンッという鈍い音と共に大塚が崩れ落ちた。


ナイフを握った右手だけを宙に残して。



「隊長!」


部隊員が駆け寄り援護射撃をする。


先程と同様弾は空を切るばかりで効果が無かった。


一人の隊員がナイフを回収しようと近寄ったが、接近したことを皮切りにいつも通りの素早い動きで隊員達を殲滅していく。


頭部をもぎ取られる者、体に大穴を開けられる者、胴体から真っ二つに引き裂かれる者、被害者は必ず一撃の元死に至らしめられた。


そして最後の一人が地面に叩きつけられ辺りに大量の血しぶきが上がった。


「くっそぉー!」


大塚は失意の中投げ槍にキラーに突っ込んだ。


しかし、捨て身の体当たりはキラーに当たることは無く、空気のようにふわっと消えていった。


大塚はそのまま地面に倒れ込み、腕の痛みと全く歯が立たなかった無念、隊員を失った悲痛に沈んだ。


手首を千切られていた大塚は既に一撃貰っていた為追撃から逃れる事ができのだった。

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