モレンテ
なろう初投稿で文章がおかしい部分もあるかもしれないですが、どうか我が子を見守るかのような目でみてやってください。
気づけば僕は十字路のど真ん中でぽかんと突っ立っていた。
慌てて歩道にも戻ろうとしたが車がいっさい走っていない、ここはどこだろう、何故か周りには誰もいない。
「おいおい、アイ・アム・レジェンドじゃあるまいし」
ウィルスミスの代表作とも言える映画だ。
颯爽とした空気の中で、僕は記憶を掘り返してみた、が何も思い出せない、学校に行って普通に授業を受けて帰るまでは覚えているが、それ以降がどうしても思い出せないのだ。
ドッキリか?とも考えたがこんな大規模なドッキリはイッテQでもしない。
そこにボーッと突っ立ってる訳にもいかないので僕はとりあえず自分の家に向かって歩き出した。
何分くらいあるいただろうか、本来ならば10分ほどで着くはずの我が家が一向に見えてこないのだ。
「ここはどこなんだ?なんで家につかない?」
僕は家を目指してるうちに違和感を覚えた、自分以外の人達がいないのはもちろん、いつもの通学路が少し変形していたのだ、こんな道あったかなと思いつつ半分パニックになりかけながら歩いていた。
シーンとした中でよく分からない道をよく分からず歩いていると、微かに人の声のようなものが聞こえた。
「人か!? やっとだ!ここはどこなのか聞いてみよう!」
変人だったら嫌だなという不満を少しばかし抱きつつ、急いでその声のする方へ走った。
だんだんと声が近くなるにつれて抱いていた不満が大きくなっていった、聞こえてくる声がどう考えても異常なのだ。
だが、行かないわけにはいかない、ここで引き返せば二度と人と会えないかもしれない。
そしてその声の主が見える場所まで来た時、僕は深く後悔した。
「テェェ!!シロォォオオ!コココココ…」
声の主はどう見ても人間ではなかった、形は人間だが、まるでカエルと人間の子のような姿、というのが正しい表現だろうか。
その「カエル」は僕の方を見るとさっきのような意味不明な言葉を発しながら地球上の生物とは思えない脚力でこちらへ跳躍してきた、やっぱりカエルじゃないか、僕はパニックになりながらもそのようなことを考えてしまった。
「ネェェェええええ!!!!!」
一目散に僕は逃げる、どう考えても話が通じる相手ではない。
カエルは獲物を追うかのような目つきで僕を追ってきた、必死で逃げた、捕まったら殺される、今まで味わったことのない恐怖が僕を襲った。
必死で走る僕の後ろでカエルからグチョョョ…という気色の悪い音が鳴り響いた、後ろを振り返ろうとした瞬間、僕の腰周りを長い舌が巻きついてきたのだ。
物凄い勢いでカエルの方向へ引き寄せられる、やばい、終わった。
カエルは白目を剥きながら口を尋常ではないほどに大きくあけて引き寄せられる僕を3時のおやつを待つ子供のごとく待ち構えていた。
「やめろぉぉ!!!死にたくないぃ!!殺すなぁぁぁ!!!!」
僕は腰周りを締め付けられていて苦しながらも必死に叫んだ。
その時だ、目の前に手榴弾のようなものが投げられ破裂したと同時に辺り一面が煙で覆われた。
腰周りが緩くなった、何が起こったのかわからない、倒れたまま放心状態だった僕に向かって女性が叫ぶ声が聞こえる。
「死にたいのか!! 数少ないケムリを使ってやったんだぞ! 生きたいなら走れ!! 」
こんなわけの分からない所で死にたくない。
あの子を助けなきゃ。
あの子って誰だ?
もうろうとした意識の中でその女性が叫ぶ方へよろつきながらも走った。
その女性は、ちゃんとしたカエルでもなんでもない人間だった、おまけに美人さんだ。
僕は安心からか女性の元に着いたと同時に気を失ってしまった。