005
2000pv突破しちゃったΣ(゜д゜lll)
びっくりです。見て下さった皆さん、ありがとうございます(^∇^)お気に入り登録も増えていました。感動〜です(≧∇≦)
PS:異世界地図を書いたので見てみて下さい。アナログですが… 見難かったらごめんなさい(_ _)
彪斗は現在、戻らずの森→キプリス王国→ティミド候国です。
短くて、すみませんm(_ _)m
それでは、どうぞ(・ω・)ノ
チュン、チュン。鳥が囀る音で、彪斗は微睡みの淵から目を覚ました。
「朝か…」
彪斗は身支度を整え、宿に備えつけの食堂に向かう。ルネは猫モードのまま、彪斗の隣を歩いている。
「おはよう。よく眠れたかい?ギルドマスターの使いから、話は聞いているよ。朝ご飯は食べるかい?」
「おかげ様でよく眠れました。朝ご飯、頂きます」
「はいよ。もう出来上がっているから、持ってきな」
彪斗はそんな会話を食堂のおばちゃんとし、自身とルネのご飯を受け取って、席に着いた。
「頂きます」
美味しそうに朝ご飯を食べる彪斗とルネを、おばちゃんは満足そうに見て、他の客の接待に移った。
「ご馳走様でした」
「あいよー」
空になった食器を返し、彪斗は食堂をあとにする。自室に戻る途中、カウンターの前を通った彪斗に、声がかけられる。
「ちょっと、お待ち」
「なんですか?」
「あんた、ギルドマスターの紹介を受けた人かい?」
「はい」
「ギルドマスターから伝言。一回ギルドに顔を出してくれってさ」
「分かりました」
あの老人が、自分に用?不思議に思う彪斗だったが、宿のお礼もまだだった事を思い出して、お礼ついでに行くことにした。
暫く歩き、彪斗はギルドに到着した。
「よく来たのう」
ギルドには既に、ギルドマスターがいた。手には木で出来たジョッキがあり、朝っぱらから酒盛りをしていた事が伺える。
「いや、宿は助かった。ありがとう」
「いやいや、気にするなて」
彪斗がお礼を言うと、手をひらひらと振って謙遜するギルドマスター。本題に入ろうと、彪斗から話を切り出す。
「伝言を聞いたが、何か用か?」
ギルドマスターは急に真剣な表情になり、重苦しく口を開いた。
「ああ…聞いたのか。単刀直入に聞く、ギルドに入らないか?」
「いいぞ。ただし、条件がある」
「条件?」
「俺は旅をしているから、この街にはずっとは居られない。それでも良ければ、ギルドに入る」
彪斗の条件を聞いたギルドマスターは、ニヤリと笑みを浮かべ、右手を差し出した。
「その条件を呑もう!ティミド候国、冒険者ギルドへようこそ!わしはギルドマスターのジャードじゃ!」
彪斗はジャードの手を握り返し、言った。
「彪斗だ。よろしく頼む!」
その日、彪斗は冒険者になった。
ギルドに入った彪斗は受付嬢に、説明を受けていた。
「ギルドはランクというものがあり、ランクによって、受けることができる依頼の幅が決まります。ランクは登録したてのGから始まり、新人のF、経験者のE、冒険者として一人前のD、実力者のCとC+、熟練者のBとB+、努力で達する事の出来る極致であるA、天才が届く領域のA+、一握りの天才が届くAA、一握りの天才が達する極致のAAA、人外の称号であるS、人外の中の人外であるS+、災害クラスのSS、神話級のSSSに分かれています」
「なるほど」
「ちなみにですが、Sランクは大陸に5人、S+は2人となっています。Sランクは5大英雄と呼ばれており、S+にいたっては、存在すら明かされていません。それより上位のランクは存在するかどうかも、知ることは出来ません」
それはそうだ。Sランクですら、英雄と呼ばれている。それ以上の化物の存在など、箝口令がしかれていても、なんらおかしくはない。と、彪斗は思った。
「ちなみに、貴方はカザルスさんを倒した事から、特例でCランクからのスタートになります」
「え?」
最初は、薬草採取とかだなぁ…と思っていた彪斗が驚いてジャードの方を見ると、笑顔でサムズアップしていた。彪斗は全力で、見なかった事にした。
「わし、一応ギルマスなんじゃが…」
「一応ですね」
ジャードは、別の受付嬢にも冷たくあしらわれ、やけ酒を飲み始めた。
「…ジャード、哀れだな。じゃあ、何か依頼を紹介してくれ。誰もやりたがらない物がいいな」
「…ギルドとしては助かりますが、本当にいいんですか?」
受付嬢は眉を顰めた。それに対し彪斗は快諾する。
「構わない」
「分かりました。では、この依頼をお願いします」
「依頼ランクはE、仕事は採掘場の手伝いか?なんで誰もやらないんだ?」
「採掘場は報酬も悪くはないのですが、重労働でキツイと評判なんです。要は、報酬が割に合わない!という事のようです。」
雑用は人気が無い、という事らしい。
「わかった。その依頼、受けよう!」
「本当にいいんですか?」
受付嬢の顔が一気に輝いた。余程、受ける人間がいなかった様だ。
「ああ」
「では、よろしくお願いします!」
彪斗は初依頼を受注し、冒険者ギルドをあとにした。
感想等々お願いしますd(^_^o)
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遅筆ですみませんm(_ _)m