小さな手
小さな小さな手の温もり
比較にもならないその手
握るその手は力強い
この世に生命を受け
泣いて意思を伝える事しかできない君
これから二本足で歩いていく
そんな気合が入っているかの様に
君の声と手が語っている
これから沢山の出来事に遭遇するだろう
喜ぶこと
怒ること
哀しいこと
楽しいこと
そんな事も知らずに
君は産まれた
生きるということは
終わりを迎えるということ
君はどれだけの経験をし
君はどれだけの汗をかき
君はどれだけの幸せを手にし
君はどれだけの悲しみをし
そしてどれだけの人を愛するのだろうか
人生の終わり その瞬間を迎えるまで
一秒一瞬を大切に進んで欲しい




