表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リング  作者:
3/31

第3話:発見?

 明日香は、早速地上に降り立つ。

 そして目的の公園に着くと辺りを見渡した。

 夕方と言うよりもう夜と言ったほうがいい暗さである。


 「さてと探しますか」


 明日香は、幸を迎えに行った時のことを思い出す。


 「確か、あっちのベンチに腰掛けてたわよね? ってことはあそこらへんよね?」


 とりあえず、ベンチの周囲から探しだすことにする。(余談ではあるが、一応明日香は死んでいるので周りが暗かろうが明るかろうが関係なく物を見ることが出来るのである)


 探し始めてから数時間がたった。しかし、指輪はどこにもなくただ時間だけが過ぎていく。


 「……………あーあ、見つかんないし。というか、あの人って本当に指輪してたかな?」


 思い出そうと心みるのだが、研修中で目の回るほど忙しい身の上である明日香には、あまりその時の記憶が無い。


 (もう帰ろうかな………………)


 そう思い、立ち上がった時だった。公園内に建つ大きな電灯の下で何かがキラリと光る。


 「もしかして!!」


 明日香は、急ぎ電灯の下へと走る。

 そしてよく見るとそこにはシルバーのリングがあった。


 「やったー! あったー!!」


 明日香が、指輪を手に取りガッツポーズをした瞬間、ドスッという音と軽い衝撃が背中に伝わる。その音と衝撃の正体を確かめようと振り向く。


 「ドロボー!! 人の物をかってに取るんじゃね―よ!!」


 そこには、怒りで顔を紅潮させた金髪の少女が立っていた。

久しぶりの更新です。

しばらく超スローペースの更新になるかと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ