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「弾劾」

作者: sinohara779524
掲載日:2026/04/12

 「弾劾」


その日、議場の空気は最初から決まっていた。


賛成は、赤色の党で半分を埋めるはずだった。


弾劾決議。


世界中の報道陣が見守る中、投票が始まる。


一人、また一人。

票は静かに積み上がっていく。


ーー想定を超えていった。


三分の二。

必要とされていた線を、あっさりと越えた。


誰かが息を呑んだ。


誰かは、もう結果を知っていた顔をしていた。


「YES」


その声は、最初は小さかった。

だが次の瞬間、連鎖するように広がる。


YES。 YES。 YES。


この国の意思は、投票の連鎖だった。


彼だけは、迷わなかった。

裏切り者と呼ばれても。


名前が呼ばれたとき、ほんの一拍だけ沈黙があった。

そして......


YES.


その瞬間、すべてが終わった。


後にそれは「正義」と呼ばれた。



裁かれた背中は、怒りに満ちたまま、救われた国で、いつまでも戯言を述べ続けている。

あなたは、この一票をどう思いますか?

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