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異世界では物理法則は魔法です  作者: 導線チャッカマン
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2話 新たな自分

今回は説明みたいなのが多いです。

「ん…ふわぁ…着いたか…」

私が目覚めるとそこは知らないベッドの上でどうやら本当に転生できたようだ。

「まずは…情報収集だねぇ」

「新しい体…この視点の低さと腕の長さから逆算して…5~6歳程かな?違和感がすごいねぇ…」

「そういえばマリアナ君からも加護を受けたようだが…内容を聞いていなかったね…機会があれば聞いておこう」

私は独り言を言いながら考え事をしていた。

「失礼しま…ニュート様!ようやく起きられたのですね!ご無事で何よりです!」

どうやら私が思考していると部屋に女性が入ってきた。

「ニュート?誰だい?そもそも君は?」

「え…?もしかして…貴方様はご自身のお名前は覚えていらっしゃいますか?」

「(知らないだけだが話を合わせておこう)残念だが覚えていないね」

「そんな…じゃあ私の事やご主人様の事もこの家の事も全てですか!?」

「そうだね…何故ここで寝ていたのかもさっぱりだよ」

「そんな…うう…」

私が誤魔化していると入ってきた彼女がいきなり泣き出した。

「な、泣かないでくれよ。もしかしたら話をしてくれたら記憶が戻るかもしれないだろう?」

「グスッ…はい…」

「まず君は誰だい?」

「私はオルタ、この家にお仕えしているメイドです」

「じゃあ次に私は一体誰なんだい?」

「はい、貴方様はこのフロンティア領を治めるアルヴィス・ディ・ダン様の息子であるアルヴィス・ディ・ニュート様でございます」

「(アルヴィス・ディ・ニュート…ディは確かヨーロッパ系の貴族の方だったかな)なるほど。つまり私は貴族というわけだね」

「そういうことでございます。他に何かご質問は?」

「じゃあ何故私が記憶を失ったか聞いてもいいかい?」

「実は…ニュート様が書斎で遊んでおりますと建付けが悪かったタンスが倒れてきたようで、幸い命に別条はありませんでしたが…三日も気を失っておられました…」

「なるほど…打ちどころが悪かったんだね」

「本当にニュート様がご無事で本当によかったです」

「じゃあ他のことも聞いてもいいかな?」

「わかりました。なんでもお聞きください」

そうして聞いていくと私には姉が3人に兄が二人いること、この世界はさまざまな魔物がいること、今みんなは出払っているなど様々な情報が聞けた。

「…私が言えることはこれくらいですね。どうですか?何か思い出したことは?」

「特にはないね…」

「そうですか…それでは私はお夕飯の用意がありますのでこれで。ニュート様はどうぞお休みください」

「ああ、そうするよ。ありがとう」

「では失礼いたします」

ギィッ

「ふ~疲れたー」

オルタが部屋から出ると疲れが襲ってきて私はベッドの上に寝転んだ。

「(まずは自分のことを知るのが先決か…そういえばここは異世界なんだからもしやステータスとかもあるんじゃないか?ただ調べる方法が…どうにかわからないものかね?)…出てこいステータス」

『ステータス開示要請アリ、対象ノ情報取得中…』

「なんだ今の音?」

『成功シマシタ、ステータス開示シマス』パァァァ…

「これは…予想外だ…」

おいおいおい…本当に出るか?普通。私が念じると目の前に透明な板が現れ、そこには私のステータスらしきものが記載されていた。



名前 アルヴィス・ディ・ニュート 男 6歳

二つ名 アルヴィス家三男 転生した狂人

力 5

体力 10

魔力 20000

知能 3000

使用可能加護、魔法、スキル

・創造神の神力

・闘争神の加護

・魔法神の加護

・自然神の加護

・文化神の加護

・重力魔法

・物理魔法

・空間魔法

・五大魔法

・神議

・偽装


「うん、大体は思ってた通りだが如何せん力と体力が他と比べて低すぎやしないかい?」

前世でも確かに私は貧弱だったが…ここでもなのか?私はそうすこし残念に思いながらもそのステータスを見ていた。

「それにこの『転生した狂人』とは…マリアナ君め…最後にやってくれたね」

「にしてもこの『神議』?とは一体何なんだ?どうなるか全く想像できないんだが…おっ」

そういって私がステータスに手を伸ばして神議の所に手を当てると何やら説明文のようなものが出てきた。


神議

天界とリンクを繋ぎ、神々が応じれば会議を開くことが出来るスキル。開いている最中は時間が進まない。ただし神々が全員応じなければ開かれることはない。


「使いどころが難しいスキルだねぇ…まあ今は使わなくていいかな。じゃあ次はこれだ」


偽装

手をかざした物の見た目を一時的に変化させる。ただし使用したものを触られると解除してしまう。偽装には魔力が必要であり範囲が大きいほど必要魔力も多くなる。


「完全に一瞬だけ騙す用のスキルか…まあこれも使いどころが難しい…よし、次々!」


「ふう…これくらいか…あ」

おっとしまった…確認することに夢中になっていた私は周りが見えておらず、全て確認し終えた時には既に窓からは夕日が差し込んでいた。

「転生してまだ一日目だというのに…時間が過ぎるのは早いね」

「そういえばオルタ君が夕飯の用意をしてくれているはずだったね…行ってみるか」

そう言って私はオルタ君を探しに部屋の外へ出ていったのだった…

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