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最弱無双の妖精乱舞 ~最強へと誘うフェアリーダンス~  作者: 式・シロノス
第3章「堕ちた紫炎の少女」
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第88話「紫炎少女の一時的な休息」


「向こうも終わったみたいね」

「――!!」(回復させに行ってきます!)

「行ってらっしゃい」


 カナリアは闘いが終わって膝をついたホタルへ急いで飛んでいき、傷を癒す為に魔法を発動する。

 シャルティアとジーナもホタルの元に歩いていく。


「お疲れ様ホタル。お互い苦戦したわね」

「…………そんな事無い」


 頬を膨らませて視線を逸らすホタル。

 立ち上がろうとするがカナリアが抑える。

 女の子座りしながら大人しく回復されているホタル、少し顔が赤いのは羞恥心からだろうか。

 気にしても仕方ないのでシャルティアはそのままホタルに話しかける。


「もうこれで邪魔する者はいなくなったかしら?」

「多分…他の幹部や雑兵は皆が片付けてくれたはず…だと思う」

「なら残っているのは…」

「ん、ここのボスと恐らくその周囲を守っている右腕的存在だけ」

「やっぱりトップともなるといるのね。そういう存在」

「うちのボスにもいる…。あの人には私達総出でもかなわない…強すぎ」

「ちょっと気になるわね。その人」

「今はそんなこと…どうでもいい」

「それもそうね。カナリア、ホタルの傷の具合はどう?」

「――!!」(あと少しで終わります! ますたー!)


 シャルティアはホタルの横に座り、次の戦いに備える為の準備を始める。


「それは?」

「奥の手…になるのかな。もしもの時様の手段よ。ジーナこれに魔力を注ぐ、手伝って」

「ええ、分かったわ」

「カナリアも治療が終わったらこれに魔力込めてね」

「――!!」(分かったよますたー)

「よく分からないけど…私の魔力も…いる?」

「大丈夫よホタル。私達分だけで十分、それ以上込めたらどうなるか分からないからね。戦いの途中で魔力が暴走したら辺り一面大惨事になっちゃうわ」

「奥の手って…自爆するの?」

「それはもう奥の手じゃなくて最終手段っていうのよ。まぁ扱いをミスったらそうなるけど」

「気を付けて…ね?」

「勿論よ」


 そのまま着実に準備を進めていくシャルティアを見続けるホタル。

 その顔は何を考えているのか分からないなとカナリアはそう思いながらホタルの治療を進めていく。

 組織同士の争い、決着の時は近い。

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