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最弱無双の妖精乱舞 ~最強へと誘うフェアリーダンス~  作者: 式・シロノス
第3章「堕ちた紫炎の少女」
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第86話「VS敵組織幹部 裕義 後半戦」

 大剣を折られた裕義だが特に困ることは無い。

 裕義は肉弾戦を最も得意とする男だ。


「しゃおらぁ!!」

「ッ!!」


 大剣の時とは明らかに速い速度で距離を詰めてきた。

 拳がシャルティアの顔へと迫る。

 シャルティアは何とか顔を横に動かして拳が顔を掠めながらも避ける。

 そして、シャルティアも魔力で強化した足を使い、裕義のお腹に回し蹴りを叩き込んで勢いそのままに後退すると同時に空中で一回転して向きを裕義へと直すと追撃として魔法を叩き込む。

 シャルティアは着地して油断なく裕義のいる場所へと目を離さず見つめている。

 魔法が着弾して煙がたっている為視界不良だが、回し蹴りもクリーンヒットしたし、魔法も当てたがその前に当てた魔法があまり効いていなかったのだ。

 これで仕留めたとは思えるはずがない。

 その証明とばかりにシャルティアへ向かって何かが凄い速度で飛んできた。

 その何かを避けることが出来ずシャルティアのお腹に直撃した。


「グハッ!!??」


 飛んできたのは床が壊れた際にできたものだったのだろう。

 それでも使う人次第でとんでもない凶器へと変わる。

 シャルティアは衝撃で更に後ろに飛んで床を転がる。

 止まったが痛みとお腹を直撃した事によりシャルティアはこみあげてきた不快感を我慢することなく吐き出す。

 びちゃびちゃと音を出していたがすぐに口元を拭い、裕義へと再度視線を向ける。


「ゲホッ! ゴホッ! 油断したつもりは無かったのに…」

「お~お~。なんや当たってたんかい。どや? 俺の拳やなくてただの石ころ投げただけやのが残念やがなぁ。重い一撃やろ?」

「…………」

「だがまだや。拳を叩き込むことなく終わるやなんてつまらんで? はよ立たんかい」

「…………」


 シャルティアは無言ながらも立ち上がり、真っ直ぐに裕義を見つめた。

 裕義もそれに答え、顔に笑みを浮かべながら再度拳を構える。

 シャルティアも足をとんとんしながらも拳を構え、二人は同時に突っ込み、拳を打ち付け合う。

 その後もシャルティアは裕義の拳をしっかりと避けながら強化した拳を裕義に叩き込む。

 裕義はシャルティアの拳や蹴りを避けることなく受け止めている。

 その差は大きい、体力が切れて攻撃を喰らいダウンするか、攻撃に耐えきれずに気絶するかだ。

 暫く超至近距離で格闘戦を繰り広げていたが終わりの時はついに来た。


「ハァアア!!」

「フハハ!」


 全力で声を出し限界ギリギリまで強化した拳を裕義の顔面に叩き込む。

 裕義も笑いながらシャルティアに向かって拳を突き出した。

 互いの拳が交差しずれた拳がシャルティアの顔を掠め、シャルティアの拳はしっかりと裕義を捉えた。

 拳が頬に突き刺さり、体勢が崩れた裕義にとどめとばかりに魔法を何回も叩き込む。

 いくつも叩き込まれた裕義は顔に笑みを浮かべながら倒れた。


「やっと倒れてくれた」

「―――!!」(勝ちましたね! 流石ますたー! 今回復します!)

「まだまだね。もっと腕を磨きなさい」

「カナリアありがとうね。そしてジーナは厳しいわね」

「ま、今は休んでなさい。向こうはまだかかりそうだしね」

「そうするわ」


 カナリアに回復してもらいながらホタルの戦いが終わるのを待つ事にした。

 終わるまでには十分に回復できるかを考えながら…。

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