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最弱無双の妖精乱舞 ~最強へと誘うフェアリーダンス~  作者: 式・シロノス
第3章「堕ちた紫炎の少女」
80/100

第75話「紫炎少女達は幹部ですら瞬殺する」

 ガシャンッ! と大きな音をたて喫茶店の窓が一斉に割られる。

 窓が割れる原因となった複数のモノは喫茶店の床を転がり、次の瞬間には辺り一面に煙を吹き出し始めた。

 喫茶店の利用客達は叫び声を上げながらも素早くその場から逃げ出していくのが煙に包まれる前に見えた。

 その対応の早さからこれが日常の一部なのが伺える。


「成程、少しでも騒ぎになるようなことをすれば無関係の人たちは即座に逃げるのね」

「巻き込まれたく無いのが凄く伝わってくるわね」

「私達にとってもありがたい事ね。周囲を気にせず戦えるのは嬉しいわ」

「――!」(さぁ~どっからでもかかってこ~い!)


 周囲が完全に煙に包まれ、完全に白一色な視界の中シャルティア達は警戒を緩めることなくいつ襲い掛かられても対応できるようにしている。

 そして次の瞬間、カナリアの前の煙が晴れ、敵の猫タイプの召喚獣の爪が迫る。


「――!」(甘い、甘い♪)


 最初から警戒していた奇襲をされたところで対応できないわけがない。

 カナリアはあっさりと迫る爪を防ぎ、敵召喚獣を地面に叩きつける。


「――!」(今、楽にしてあげる…)


 カナリアは地面に叩きつけた召喚獣を魔力弾で追撃し、とどめを刺した。

 それを合図にシャルティア達を囲っていた敵が一斉に襲い掛かってきた。


「来た来た~! さぁ、少しでも私を楽しませて頂戴!」

「あらあら、張り切っちゃってまぁ。前のは私達で楽しんじゃったからね。気が済むまで楽しみなさい。今回は私は見ていることにしましょう」


 そう言うとジーナは煙を利用して気配と姿を完全に消した。

 姿を消したジーナに気が付かずにシャルティアとカナリアは周囲の敵をどんどん倒していく。

 時には敵その者を球としてぶっ飛ばし、時には全力で魔法を放ち一気に倒したり。

 最初に投げられた煙は完全に晴れ周囲があらわになっている。

 それを一般の人が見たならばこういうだろう。

 地獄のような光景だと。

 雰囲気の良かった喫茶店の中は血で汚れ、辺りに机やいすの残骸が広がり、さらにそこに組織の人間と思われる人だったものが転がっている。


「もう終わりかしら…。つまらないわねぇ……」

「――!」(もっといっぱい来てもいいのに~)


 シャルティアはつまらなさそうに周囲を見渡していたが突然真後ろから気配を感じた。


「ッ!」


 シャルティアは振り向きざまにそれに向かって一撃をかまし、カナリアが追撃する

 ただそれだけで最後まで気配を感じさせず奇襲した相手は有無を言わさず上半身を消し飛ばされ死んだ。


「びっくりしたわ…」

「――!」(まったく気配を感じなかった…凄いけど…それだけだったね)


 今度こそ大丈夫かどうか、周囲をもう一度確認した始めたシャルティアとカナリアをジーナは眺めている。

 まさか最後に奇襲かけてきた相手が幹部の一人であったことなんてこの場に残ったシャルティア達には知る事が無い情報であった。

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