第74話「紫炎少女は少し休憩する」
シャルティア達は襲い掛かってきた敵を殺害し、その証拠を隠すこともせず残していったその後、敵対組織の下っ端や構成員等、続々と襲い掛かってきた存在その全てを蹂躙していき、現在シャルティア達は街の一角にある喫茶店に入り、紅茶を飲んでいた。
「未だに幹部が動き出した様子は無し…。つまらないものね」
「やって来るのもまだ下っ端構成員のみ。代り映えの無い様子で飽きてきちゃったわね」
「今にして思えば敵の人数もかなりのものね。大きな組織ではあると分かってはいたけどここまでとはね」
「私は詳しく聞く気が無かったけど、確かこの街の裏を牛耳る二大組織の一角なのよね?」
「そうよ。今回の相手はそれだけ大きいという事」
「もう片方はどうするのよ?」
「この喧嘩に手を出してこないなら放置するらしいよ。そっちはまともな組織らしい」
「裏組織なのにまともねぇ」
「まともであるからこそ、私達と同じ敵組織と争いが絶えないらしいわ」
「――!!」(敵の敵は味方…か)
「それはちょっと違うわよカナリア…」
シャルティアは笑みを浮かべながら紅茶を飲み、ジーナはシャルティアの隣でゆったりしながら寝ころび、カナリアはテーブルに座り、シャルティアが代わりに頼んでくれたケーキを苦労しながら食べていた。
シャルティアはカナリアがケーキに苦戦しているのを見て微笑みながらもケーキを細かく食べやすくしてあげていた。
「こんなにゆっくりできるのも今の内ね」
「そうね。ここからは休む暇もない戦いの連続になるでしょう」
「――!」(頑張りますよますたー!)
「ふふ、頼もしい限り。さて、そろそろかしら」
「お相手さんはこちらが何処にいようがお構いなしってわけね」
シャルティアとジーナが今いる喫茶店を囲むように動く人の気配に気付く。
シャルティア達の束の間の休息は終わりを告げる。




