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最弱無双の妖精乱舞 ~最強へと誘うフェアリーダンス~  作者: 式・シロノス
第3章「堕ちた紫炎の少女」
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第62話「紫炎少女は仲間達と話をする」

 前回何もためらいもなく5人の男達を惨殺したシャルティアは何も変わらない様子でとある建物に入っていく。

 玄関の扉を開け、靴を脱いで、フードを外してリビングへと入ると同時声をかけられる。


「よぉお帰り。どうだ調子は? そろそろ釣れたかい?」

「駄目ね。替えの利く下っ端しか釣れないわ。もう少し派手に動いた方が良いかしら?」

「露骨にやり過ぎると感づかれちゃうから気を付ける事ね」

「気長にやっていこう~」

「私はもう帰りたいよ…どうしてこんな事に…」


 リビングで待っていたのは、ウェアとナギとレモン。

 そして巻き込まれて帰ることが出来なくなってしまったヒヨだ。


「ヒヨさん。貴女自身が首を突っ込んだ結果ですよ?」

「分かってはいるんだけどね…シャルちゃんが心配だったんだもん。あの時点で止めるには遅かったけどね」

「会ったばかりの私を心配してくれるほどのお人好しのヒヨさんを巻き込んでしまったことは申し訳ありませんけど…」

「残念ながら俺達の目標を知ってしまった以上返すわけにはいかないんだよ。すまんな」

「理由を聞いていなければ止める気になるような事を聞かされているからね。自業自得だけど納得はしてる。でも手を貸すことはしないからね」

「それで構わないわ。本来なら私達で解決しなきゃいけない事なのに私達ではどうしようもできなかったからシャルティアに手伝って貰うことにしたんだから」

「むしろ私はガンガン巻き込んでくれて構わないけどね!」

「シャルちゃんのそのポジティブさは今更ながらに凄いと思ってるよ私は」


 まるで長年連れ添った友人のように話し合うシャルティア達。

 そしてその様子を眺めているカナリアとジーナ。


「良い信頼関係だとは思うけど、始まりが復讐なのは悲しい物よね」

「――!」(詳しく話を聞いてしまったが故に同情の念しかわかないのが更にね)

「だからこそ手伝うと?」

「――!」(私はますたーの指示に従うだけだよ。どの道に進もうとね。私だけは味方であり続けるだけ)

「相変わらず凄い忠誠心だこと」


 「まぁそれでこそ面白いんだけどね」と言葉を漏らしながらジーナは窓の外を見る。

 天気はここ数日ずっと曇りであり、日の光は届くことは無い。

 それはこの先の道が全く持って明るくないことを示唆しているのか、それとも別の意味を持つのかは今の時点では誰にも分からない。

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