第4話「召喚士育成学校 サマナーズウォー」
前回に続いてステータスの説明していきます。
+の付いたものはそれ以上、それ未満となります。
C+ならCより少し上、C++はBにぎりぎり届いていない時に+や++が付きます。
称号はその名の通りその人物が持つ、栄光などが表示される。
秘匿称号はその本人もしくは他人の称号を隠すことが出来るほどの人物が他人に見られないようにした時に現れる。
上位クラスの鑑定眼か、看破専用の道具が無ければ見ることはできない。
シャル達3人は他愛のない会話をしながら自分たちの学校に向かっていた。
カナリアはシャルの肩に乗り、その話を静かに聞いていた。
「そういえばカナちゃんはどんなスキルを持っているのかな?」
「あ~、スキルを見るには特殊な道具を使わないと見れないんだった…まぁ、本人は自分のスキルを見ることはできるけどね」
「あそこまでステータスが高かったんだ。なかなかのスキルも持っているのだろうな」
「そうなの? カナリア」
「――?」(首傾げ)
「あはは、カナちゃん分かってなさそう…でもそんな仕草が可愛いよ~」
「取り敢えず、カナリアのスキルは学校で調べてみよう」
「それがいい。楽しみだ」
そんなことを話しながら歩いていく三人と一体。
その中で、カナリアはシャルの肩に座りながら自分のスキルについて考えていた。
(スキル、か。これに関しては私でもよくわかっていない…というのが正しい。今の私は人だったころの記憶があまり残っていない。その状態で、このスキルはどういうことなのか…)
カナリア
スキル 情景魔法 記憶魔法(木葉式魔術) 記憶魔法(記録なし) 全属性魔法 全属性耐性 近接格闘術 剣術(木葉式剣術) 鑑定眼 状態異常耐性 妖精の楽園
まぁ、こんな感じのスキル構成だが…よくよく考えるとこれ、強すぎないかな?
全属性の魔法が使えて、しかも私の方は魔法と状態異常に耐性があって、近接戦闘もこなせる…これなんてチート?
と、そんなことはどうでもよくて、私が気になっているのは木葉式という文字。
木葉式…頭の中に入れられたこの世界の知識を調べてみても、見つからなかった。
でもとても懐かしい感じがする。
そこで考えた結果、これは私が人だったころの記憶か何かなのではないか?
……まぁ、今考えても仕方がない。学校にもついたみたいだし、またの機会に考えよう…。
――――――――――――――――――
三人と一体は学校にたどり着いた。
ここは召喚士を育成するために造られた名門校 サマナーズウォーである。
メルランディアは校門の前に立っている人に向かって大きな声であいさつする。
「リーシア先生、おはようございま~す!」
「あら、おはようございます。相変わらず元気ですね。メルランディアさん」
リーシアと呼ばれた女性はメルの元気のいい声に対して落ち着いた雰囲気で挨拶し返す。
「おはようございます。リーシア先生」
「おはようです。先生」
「おはようございます。あら? シャルティアさん。その妖精族の子は?」
「あ、この子はカナリア。昨日私と契約しくれた子です」
「まぁ本当!? 貴女が契約できたなんて…担任として凄く嬉しいわ。あんなに才能があるのに今の今まで契約や結び付きが出来なかった貴女が…」
「ははは…先生って意外に驚いたときって、素で傷つけるような発言が出るんですね」
「ごめんなさいね。そんなつもりはないのよ」
「分かってますよ。冗談です」
「あまり人をからかうものではないわよ? さぁ、早く教室へ」
「は~い、また後でね! 先生!」
そうしてリーシア先生と別れて教室に入っていったシャル達であった。
今回出たスキルで分からないであろうと思うスキルの説明。
情景魔法は一度見た相手の魔法を威力が下がる代わりに一度だけその魔法を使うことが出来る。
が、もう一度使うには同じ魔法をもう一度見る必要がある。
その代わり使わなければ記憶魔法に登録できる。
記憶魔法は自身の記憶にある魔法を威力そのままで再現して使うことが出来る魔法。
ただし使うにはその魔法がどんな物か術式やその効果まで完全に記憶する必要がある。
情景魔法はそれらを無視して記憶魔法に登録できるため情景魔法と相性がとても良い。
木葉式魔術と剣術はカナリアが人だったころに記憶していた事で生まれたスキル。
もうめんどくさいから言ってしまうと木葉式魔術と剣術を使っていたのはカナリアが人だったころの友人である。