第36話「戦闘開始です? その肆」
今回で戦いを終わらせて、ネタ補充のために日常回を入れたい…(切実な思い)
時間を戻してユーゴのお姉ちゃん、ユルリと対峙しているシャルティアは…。
「良いのかしら? 貴女の相棒を私のフドウと一対一にして、いくら強くても妖精族。フドウの防御力を突破する事はできないわ」
「カナリアなら大丈夫だって私は信じてる。それにユルリさん。貴女は他の人を心配しているしている余裕はあるのかな!」
シャルティアがユルリに接近し、打撃攻撃。
何とかシャルティアの接近攻撃を持っている魔道具で受け止めたユルリ。
「予想より速い!? これって!?」
「召喚士が例外を除いて弱いなんて世間の常識を私が私達が変える! 変えて見せる!」
「それは誰だって思う事よ! でも、この世界で生きていくには世界のルールに従うしかない! 常識を壊そうとするのは世界の怒りを買うわ!」
「その審判を下すのは貴女じゃない! そんなこと言うなんて貴女、魔世界教の教徒?」
「そうよ」
急になんか変な宗教が出てきたがそんな事関係なく戦いと観客の熱は上がっていく。
シャルティアの連続攻撃を防ぎきれずに徐々に殴られているユルリ。
所々に後を残しながら眼だけは諦めていないユルリは隙を伺い続ける。
「ユルリさんもこんなに強いじゃない! どうしてあの頭のおかしい宗教なんかに!」
「私だって入りたくはなかった! でも、親が熱心な教徒! 弟の為にも私は入らなければいけなかったのよ!」
「何か理由がありそうだけど…でも、今はもう関係ない私達の目的を果たすためにも! 貴女には糧になってもらう!」
「やってみなさい! 私は簡単には諦めないわよ!」
互いに近接でぶつかり合う。
甲高い音が辺りに響き渡り、試合を見ている観客はこの戦いの結末がどうなるのかを真剣な表情で見ている。
そのまま互いに決定打が出来ないままだが、確実にユルリが押されている。
そして決着の時は訪れた。
ユルリの足元に魔法陣が展開、そこから出現した魔力でできた紐がユルリに巻き付いて拘束した。
「これは!?」
「カナリア!」
シャルティアがカナリアに視線を向ける。
カナリアがこのままだと長引くと判断して見届けようとしていた戦いに手を出したのだ。
「そんな…いつの間にフドウを倒していたっていうの!?」
「私の相棒に貴女の相棒自慢の防御力は通用しなかったみたいね」
「くっ…」
「これで終わりにしてあげる。カナリア!」
「――!」(了解、ますたー!)
シャルティアの傍に来たカナリアと一緒にシャルティアは手を上に掲げる。
シャルティアとカナリアの真上に二人を包みこめるような大きさの魔法陣が展開。
そこから光輝く巨大な剣が出現する。
「これで決める!」
『光り輝く勝利の剣!!』
シャルティアとカナリアが力を合わせて放つ最高の一撃。
迫りくる魔法剣を防ぐ手段が無いユルリはそのままその一撃を受けてしまった。
会場全体が光に包まれ何も見えなくなり、その光が収まった時にはユルリは中心に倒れ、審判が勝者の名を告げる。
「勝者、シャルティア・ルビーローズ!」
会場全体に歓声が響き渡り、シャルティアはカナリアを肩に乗せてその場からキャロラインとココロアのいる場所へと歩いていったのだった。




