第33話「戦闘開始です? その壱」
今回も戦闘前会話を挟んでから戦闘に入ります。
もうやるやる詐欺が当たり前になってしまった……反省はしてますん…。
何も考えずに内容を書いてるせいか…どうしてもそうなってしまうのです。
いい笑顔でシャルティア達に戦いを挑んでくる青年…よくよく見ると少年に見えるくらいには若い。
「戦ってほしい…ね。それは誰と?」
「勿論妖精族のマスターであるお姉さんと、だよ」
「へぇ~?」
「だってお姉さん達三人とも強いでしょ? 特に紫色の髪のお姉さん」
「そうね。その通りよ」
「あそこにいる馬鹿な男の人とは違って君は人を見る目はあるのね」
「じゃなきゃ此処で一番強いなんて言われてないですよ」
「それもそうね。で、私と戦うってことで良いのかしら」
「お願いします。あ、申し遅れました。僕の名前はユーゴといいます」
「シャルティアよ。よろしくね」
「私はキャロライン、でこっちがココロアよ」
「よろしくユーゴ君」
「はいお願いします。では、早速戦いの準備をしましょう!」
そう言ってユーゴは元気よく歩いていく。
「元気な子ね~」
「でも強いよあの子。油断したら駄目だからね? シャルティア」
「分かってるわ。油断せずに行きましょうカナリア」
「――!」(了解、ますたー!)
ユーゴの後に続いて歩くシャルティア達。
他の総合体育館にいる利用者達が今来たばかりの利用者達とひそひそと会話しているようだ。
「おい、あのユーゴが戦うみたいだぞ」
「マジか相手は?」
「あの紫髪の女だ」
「おいおいアイツが連れてるのって妖精族じゃねぇか。流石に勝負になんねぇだろ」
「そう思うだろ? あの妖精族には常識が通用しない」
「どういう事だ?」
「さっきそう言って勝負を挑んだ結果その妖精族たった一体で完封された奴がいてな…俺は見ていたんだ。あれは…妖精族の皮を被った、化け物だ」
「そんなにヤバいやつなのか…あの妖精」
そんなこんなでそれぞれ準備を終え、ユーゴとシャルティアは互いに向かい合う。
「あれ? お姉さん。もう一体は使わないの?」
「今回は私とカナリアの修行だからね。ジーナは見学よ」
「そうですか」
「不満?」
「ううん、違う。せっかく戦うからお姉さんの全力と戦ってみたかったなって」
「それでも私達は全力で戦うから今回はそれで我慢して」
「分かりました。僕も全力で行きます! 行くよクレン!」
「―――!」
「ユーゴ君の召喚獣はワニタイプ。食べられないように注意してねカナリア」
「――!」(怖いこと言わないでますたー!)
「それでは両者とも準備は宜しいですね?」
いつの間にか立っていた審判の声に二人は頷く。
それを確認した審判役を請け負った女性は手を上にあげると…。
「それでは試合開始!」
と大きく宣言をして手を勢いよく振り下ろした。
次回は本格的に戦闘に入ります。




