第25話「召喚士模擬対抗戦 優勝者決定戦その4」
ついに始まる大神生徒会長との勝負。
濃い内容に出来る様に頑張って書いていきます!
「決まったか。如月、お疲れ様。おかげで後輩たちの成長を知ることが出来た」
一人、契約獣達と共に試合を見守っていた大神生徒会長は如月の奮闘をたたえた後、勝ち残った二人の相手をするために二人の前にジャンプする。
シャルティアとメルランディアは飛んでくる大神の姿を確認し、警戒を強める。
二人から少し離れた位置に大神は着地し、二人に向かって拍手する。
「見事だ。如月風紀委員長を倒すとは三人の覚悟と絆、確かに見届けた。ここからはこの学園の生徒会長として、私が全身全霊をもって相手しよう。行くぞレオ、フェン!」
「大神生徒会長が相手…勝てるかなシャル…」
「最初から諦めてちゃだめだよメル。やれるところまでやろう」
「準備はできたか? それでは行くぞ!」
大神が大斧を構え、契約獣達と共にシャルティア達へと突撃してくる。
『大神会長がいきなり仕掛けた! それに合わせるように二匹も続く! シャルティア選手とメルランディア選手はどう対処するのでしょうか!』
「カナリア!」
「――!」
「優羽も続いて!」
「きゅい!」
「ジーナは優羽の援護!」
「了解よ」
カナリアがレオの相手をし、ジーナと優羽がフェンを相手にすることにして、二人は大神の大斧出の一撃を協力して何とか防ぐ。
「ほう、この一撃を防ぐか。面白い、そうでなくてはな! まだまだ行くぞ!」
大神は大斧をまるで重さを感じていないかのように振るい、三回目の時点で二人が協力して張った防御結界を破壊した。
「シャル!」
「喰らいなさい! ヴォルケイノカノン!!」
「むっ!」
先程の火山から得た魔力の残りでヴォルケイノカノンを大神に向けて放つ。
『おぉっとー! シャルティア選手のヴォルケイノカノンが大神生徒会長にクリーンヒット!』
「これで少しは…」
「なかなかの威力だな。が、この程度でこの私にダメージを与えられると思うな!」
「そんな、あれでもまるでダメージが入ってないなんて!」
「驚いている暇はないよメル! 避けて!」
「遅い!」
「きゃあぁああーー!」
「メルーー!」
『シャルティア選手のヴォルケイノカノンを物ともせず逆に大神生徒会長の大斧がメルランディア選手の防御姿勢を取っていますがそのまま吹っ飛ばした!』
「まだ…まだ、終わら…ない」
「メルは私の後ろで援護をお願い!」
「分かった…」
『メルランディア選手、まだ諦めていない模様です! 大怪我を負いながらも立ち上がり、シャルティア選手の後ろで援護に徹するようです!』
大神対シャルティアとメルランディアの激闘が続く中、その契約獣達もまた激闘が始まっていた。
「――!」(このライオン、強い!)
「ガオン!」
「――!?」(くぅ!? このままじゃ負ける! こんな所で私は…俺は…! 負けるわけにはいかないんだよ!)
『こちらでは大神生徒会長の契約獣であるレオがシャルティア選手のカナリアを圧倒している模様ですが…カナリアの様子がおかしいような…?』
「個体名カナリアの進化条件達成を確認しました。これより進化を開始します」
「――?」(進化? このタイミングで?)
レオの攻撃がカナリアに当たる直前、カナリアの体が光に包まれ、レオは反射的に後ろに下がった。
その判断は正しく、レオが下がらなければその場で斬られていたことだろう。
光から魔法で作られた剣が飛び出し、空間を切り裂いたからだ。
光が収まり、その中から先程の姿から一回り大きくなり、髪の色が変化しているカナリアが出現する。
「個体名カナリアの進化が完了しました。種族妖精から種族大妖精へと進化しました。スキル近接格闘術に近接格闘術(天狐火流)が追加されました。更に並列思考、魔力吸収、魔力操作を取得しました」
「――!」(これが進化…力が湧いてくる。これなら行ける!)
進化したカナリアはこちらを警戒しているレオに向けて再び向かっていくのだった。
突然の戦闘場面の切り替え、そしてカナリアの進化、状況が目まぐるしく変わって行きますが社会人になって就職した為に時間が足りなくなってくるのでここから急展開で話が続いていくと思います。




