第9話「初陣を終えて」
今回は最初と最後以外は誰かが喋っているという自分にとっては楽な書き方だったりする。
誰が誰かは喋り方で察してください。←(無責任のくそ野郎)
1/5ちょっとだけ内容を修正しました。
リリアンナとの戦いで圧倒的な差を見せつけて勝利したシャルティアとカナリア。
その戦いの反省会という名のお喋り会が食事処でリーシア先生の奢りで行われていた。
「どうして私のお金で…」
「リーシアお姉ちゃんが意地悪するから、奢るだけで済ませただけありがたいと思ってね」
「先生! ゴチになりま~す」
「くぅ…奢ることになってしまったのは仕方がないけど…リリー、ちゃんと先輩から意見を聞いて参考にするのよ」
「分かってるよお姉ちゃん。と、言うわけでシャル先輩。私と戦ってみてどうでした?」
「どうでした?って言われても…純粋に召喚士としても魔法使いとしても差がありすぎたし、契約している子にの差もあったからね…」
「確かにな。相手の実力が分からない以上、ああなってしまうのは必然なのかもしれないが…」
「あそこまで一方的だとリリーちゃんが可哀そうだよシャル?」
「なんで私が悪いみたいな空気になってるの!?」
「あの~?」
「ああ、ごめんね。それで、リリーちゃんにアドバイスと言うか助言をすると…序盤で幻覚魔法を使った選択自体は悪くはなかったよ? 相手が悪かっただけで…」
「最初から自分の一番得意なフィールドに持ち込むのはだいぶアドバンテージにはなるからな」
「けど、それは相手によっては逆に利用されかねない一手でもあるし、相手も同じ戦い方をするのならその戦いは相手の幻覚に惑わされた時点で勝負は一方的になっちゃうし」
「幻覚魔法は相手の神経を作用して五感を狂わせる魔法。幻覚魔法を使う人たちにとって同門対決は相手の幻覚魔法を抵抗できなかった時点でその勝負は負けたも同然だからね」
「そう…なんですか」
「まぁ、カナリアみたいに魔法に対して耐性を持っている者達もいるから何とも言えないけどね」
「幻覚魔法は精神系の魔法その耐性を持っているのは本来ならゴースト…広く言えばアンデット系統とイリュ―ジョンオウルのような同じ幻覚魔法を使う召喚獣や召喚者だけ、多そうに見えるけど実際、数自体は多くはないはずだ」
「それでは強くなるにはどうすればいいのでしょう?」
「今回みたいに幻覚を主として戦いたいのなら同じ幻覚魔法の使い手にご教授願う事かな? それでもだいぶ上達できると思うよ」
「でも…」
「幻覚魔法の使い手ならうちのクラスに一人いたはずだからお願いしてみようか?」
「本当ですか! お願いします!」
「よかったわね。リリー」
「それで私達には何かないの? ユウ、メル?」
「逆に聞いちゃうけど、シャルとカナちゃんに言うことがあると思うの? あんな圧勝しておいて?」
「酷い!」
「――♪」(もぐもぐ)
皆で楽しそうに喋っている中、会話に参加できないカナリアは話を聞きながら美味しそうにシャルティアから分けてもらった料理を口に運んでいるのだった。
次回は何を書こうか?
カナリアにユウとメルをぶつけてみるか?いやまだ早いな…
取り敢えず未定です。