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最弱無双の妖精乱舞 ~最強へと誘うフェアリーダンス~  作者: 式・シロノス
第一章「召喚士模擬対抗戦」
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第8話「カナリア初陣」

今回はシャルティアとカナリアの初戦闘。

頑張って書いてくよ!


1/5ちょっとだけ修正しました。

 シャルティアとカナリアの初陣の気合入れのためにパフェを食べに行った次の日。

 シャルティア達は授業を何事もなく終わり、放課後。

 リーシア先生と共に模擬試合が出来る場所に移動するとそこにはシャルティア達と同じ学生服を着ているがネクタイだけが色違いの女子生徒が立っていた。


「あ、リーシアお姉ちゃん! 遅いよ!」

「ごめんね。ちょっとあのくそ爺の授業が長引いちゃってね」

「ちょ、先生。本音出てる出てる」

「あはは…リーシアお姉ちゃんらしいと言えばらしいけど…あ、自己紹介がまだでしたね。初めまして先輩方。私の名前はリリアンナと言います。リリーとお呼びください。今回はよろしくお願いします」

「よろしくねリリーちゃん。私はシャルティア。シャルって呼んでね。それで、この子はカナリア今回は私達が相手になるよ」

「そうだったんですね。シャル先輩、胸をお借りします!」

「まだ私達の自己紹介が終わってないんだけど…いいや、私はメルランディアだよ! メルって呼んでね!」

「俺はユウランド。ユウでいい」

「すみません。メル先輩、ユウ先輩。今回お二人はどうするんですか?」

「今回はシャルの付き添いなだけだよ」

「うむ、今回はただの見学者だ」

「そうですか。…それなら、試合が終わった後にアドバイスをしていただきたいのですが…」

「「いいよ」」

「ありがとうございます!」

「ふふ、それじゃ、二人とも準備して始めるわよ」

「「はい!」」


 シャルティアとリリアンナはそれぞれ部屋の真ん中まで行くとリーシアが部屋の装置を起動する。

 すると部屋の風景が変わりだし、すぐに周りの風景が草原に変わった。


「今回の バトルフィールドは草原エリア。基本的に何のギミックもないノーマルなフィールドよ」

「初陣にはうってつけのエリアだな」

「特殊な効果があるエリアだと始めての人には厳しいからね」


「行くよ! カナリア!」

「――!!」

「来て! ヨーナ!」

「ほー!!」


 シャルティアが肩に乗っていたカナリアに声をかけ、リリアンナは自分と契約している召喚獣の名を呼ぶと召喚陣からフクロウが現れた。


「あれが先生の従妹が契約してる子ですか?」

「そうよ。あの子はフクロウの契約獣と契約したわ。種族はイリュ―ジョンオウル(幻惑梟)名前の通り、幻覚魔法が得意な梟よ。シャルティアさんはどう戦うのかしら」


「リリーの契約獣可愛いね!」

「ありがとうございます。でも、見た目に騙されていると痛い目を見ますよ」

「――!」

「そうね。油断せず行くわ。先生! 試合開始の合図をお願いします!」

「分かったわ! それじゃあ…試合開始!!」


 リーシアの大きな試合開始宣言が響きわたる。

 先に動いたのはリリアンナだった。


「ヨーナ! 周りに霧を出して!」

「ホー!」


 指示通りにヨーナは周りに幻覚効果のある霧を辺りに充満させた。


「周りが見えずらい…カナリア。敵の位置は分かる?」

「――!」(コクコク)

「そう、カナリア。この霧の中ではすべてカナリアに託すわ」

「――!」(ビシッ!)


 シャルティアは目をつぶって周囲に気を配り、カナリアは魔力をため始める。

 するとリリアンナ達が仕掛けてきた。


「そこです!」

「ホー!」


 二人はそれぞれ逆の方向から攻撃を仕掛けてきていた。

 が、カナリアはリリアンナの方には目もくれず、何故か全く関係ない方向・・・・・・・・に向かって火属性と風魔法を合わせた合成魔法を放つと目前まで迫ったヨーナの爪攻撃を躱し、反撃でただの魔力の塊をぶつけてヨーナを吹っ飛ばす。

 するとカナリアが魔法を放った方向から何故か、きゃあ!という悲鳴が聞こえてきたと同時、周りの霧が風によって剥がされる。

 霧が晴れた先、そこには避けきれなかったのか、少しダメージを追ってしまっているリリアンナの姿があった。


「どうしてこっちの位置が…」

「教えてあげるリリー。カナリアは全属性に対して耐性を持っているの。それは幻覚に対してもでね、カナリアに生半可な幻覚魔法は効かないよ」

「くぅ…しかもさっきの魔法の威力は高すぎる。避けきれなかった…これ、勝ち目あるのかな…」

「どうするまだやる?」

「当然です! 水よ…槍となりて我が敵を穿て! 水の槍アクアジャベリン!」


 リリアンナは魔法を詠唱し、水の槍を出してシャルティアに向かって放つ。

 そしてヨーナは再び爪で襲い掛かるがカナリアが前に出て相手取っている。


「甘い! 詠唱省略オミット! 炎の槍フャイアジャベリン!」


 対してシャルティアは水属性に対しては不利な属性である火属性の魔法でリリアンナの魔法を相殺して見せた。


「そんな…」


 かなり絶望的な表情をしているリリアンナの姿を見てリーシアは声を漏らす。


「流石シャルティアさん。魔法使いとしてならかなり上位の位置に立つほどの魔法の天才。あの子の魔法では簡単に相殺されちゃうわね」

「本来なら契約獣や契約者サーヴァントに人族の魔法はあまりダメージが入らないけど…上位の魔法使いなら普通にダメージを与えられる」

「よくよく考えなくてもヤバいよね…それって」

「あ~。あれもう決着がついちゃったわね」


 そういうリーシア先生の言葉と、シャルティアとカナリアに魔法で作った槍を大量に突き付けられているリリアンナから参りましたという言葉が聞こえたのは同時だった。

 その後、リリアンナはシャルティアと共に戻ってくると…


「シャル先輩強すぎるんですけど…勝てるわけがないよ~(泣き)」

「ご、ごめんね。初めて召喚士として戦うからテンション上がっちゃって…」

「相手が悪かったわね。リリー」

「リーシアお姉ちゃん…こうなるって分かってて私をシャル先輩と戦わせたね」

「なんの事かしら?」


 そんな風にすっとぼけるリーシアに詰め寄って怒っているリリアンナ。

 それを見ているカナリアは素直な感想を頭の中で思い浮かべた。


(これ、召喚士模擬対抗戦大丈夫かなぁ?)


 と思わざるを得なかったカナリアであった。

うん、あっさり終わっちゃった…

ごめんなさい。やっぱり私に戦闘描写をうまく書こうとするのは無理でした。

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