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最弱無双の妖精乱舞 ~最強へと誘うフェアリーダンス~  作者: 式・シロノス
第一章「召喚士模擬対抗戦」
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第7話「対抗戦に向けて」

第一章開幕です!

日常会話を挟んで戦闘回の内容を考える時間を作るぞ~。

 今日の最後の授業の終わりを告げる鐘の音が鳴り、挨拶をすましたシャルティア。

 そして次々と教室から複数人でグループを組んで出ていくクラスメイト達。

 その様子を暇そうに眺めていたシャルティアにメルランディアとユウランドが近寄ってきた。


「シャル? どうしたの他の人達なんか眺めて…」

「うらやましいのか? 大丈夫だシャルティア。お前には俺らがついているだろ?」

「そうじゃないわよ! 今度の対抗戦についてよ」

「対抗戦? 今更考えるようなことある?」

「今回から私も参加が出来るようになったじゃない? けど、カナリアは生まれたばっかで戦ったことは無いから…」

「確かにステータスがいくら高かろうが、戦ったことが無いのでは高すぎるステータスに振り回され、自滅するのが目に見えている」

「でしょ? それで誰かカナリアの模擬戦相手になってくれる人はいないかなって思って」

「それなら私とユウが相手になるけど?」

「いきなり二人の契約している子の相手はきついよ。二人共対抗戦では上位ランクでしょ…カナリアにとって初陣になるから、戦闘経験豊富な二人は後回しよ」

「なら、誰にするの? 他の人達で初戦の相手ができるようなのは年下の子しかいないよ?」

「それはある意味、いじめになってしまいそうね…どうしようかな」

「…それなら、ちょうどいい人物がいるわよ?」

「! リーシア先生。聞いてたんですか?」

「ええ。で、シャルティアさんの初陣の相手になってくれる人物に心当たりがあるわ」

「それは…」

「私の従妹よ」

「先生の従妹…ですか」

「ええ。あの子はこの学校に今年入学したから二年生の貴方達からしたら後輩になるわね」

「後輩…いいんですか先生」

「さっきから良いって言ってるじゃない。私から頼んでおくわ」

「そうですか。では、お願いします。先生」

「分かったわ。明日には対戦できるように準備も整えておくわ」


 そう言って先生は教室を出ていった。


「先生に従妹がいたのね。しかもその子が後輩って…」

「でも今回は助かったな。その子との模擬戦。頑張れよ、カナリア」

「――!」(コクコク)

「頼りにしているわ、カナリア。明日の初陣、ビシッと勝ちましょう」

(任せろ! ますたー!)

「カナちゃん。今からでもって感じに気合入ってるね。明日が楽しみ♪ そうだ! ねぇ、せっかくだからパフェ食べに行かない? おいしいところ知ってるんだよね」

「ホント! 行くわ! どこにあるの?」

「ここからちょっと歩くんだけどね。でも、それに見合うだけおいしいよ」

「俺は甘いのは苦手なんだが」

「大丈夫よ。抹茶味もあるし、それも濃厚で甘みが少ないらしいよ?」

「成程。なら、俺も付いていこう」

「決定! じゃ、早速行こう~!」

「「お~!」」「――!」(万歳してぴょんぴょんしてる)


 そうして愉快な三人と一体はパフェのあるお店目指して歩き始めたのだった。

と、言うわけで次回は今作品初の戦闘回になります。

カナリアの初陣はどうなるのか!

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