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働いた事なんて一度も無いのに異世界行ったら社畜だった俺の無双劇。  作者: 粉兎 / パンケーキ
第一章 異世界行ったら社畜になった
9/50

8話 暗転

作風変わってる?うんそうだよ。なんか書いてると楽しくなってきて、勢いが凄いことになってしまいました(笑)。

 「さてボールド君、君が何も言わないなら今すぐ斬り捨てたいのだが、どうかね?抜け道の場所と、マーサの居場所について教えてもらおうか。」

 「…分かった。」

 おろ?今度はやけにあっさり…ああそうか、油断を誘うために態とノーダメに気付かないふりしてたし、さっきはまだ勝ち目あると思ってたのか。

 んで、あっさり切り伏せられて負けを認めたと。納得。

 

 「んじゃ、案内して貰うぞ。ミーナ、行くぞー…ミーナ?」

 ミーナの方を見てみると、口を開けて佇んでいた。

 

 「…化け物。」

 「流石に傷つきますよミーナさん!?」

 「…怪物。」

 「変わってないですミーナさん!」

 という馬鹿な会話を終え、俺達はボールドについて行って領主館を出た。

 

 「俺の案内はここまでだ。」

 「おう、名刺とかあったらくれる?もしかしたら仕事頼む事あるかもしれない。」

 「出来れば受けたくないな。お前の仕事は相当辛そうだ。」

 そう言って洗剤は消えてしまった。まあ確かに、俺が頼むとか相当やばいよな。

 

 「さてミーナ、此処を出たらおそらくお前の仇が居るはずだ。準備OK?」

 「…うん。」

 相変わらず喋らないなぁ…これはもしかすると…いや、今はそんな事を考えている場合じゃないな。マーサさんを討伐しないと、ミーナは仲間にならないからな。

 

 「んじゃ、行くか。」

 俺はミーナと共に領主館の隠し通路を抜け出した。するとそこには…

 

 数十人の冒険者や護衛達が俺達を囲んでいた。あ、これ勝ちフラグや。

 

 「おーおー、ご丁寧にお出迎えをどうもどうもありがとう。」

 「あんたがミーナの雇った冒険者、ねぇ。見たことも無いし、せいぜい初心者だろう。悪いことは言わない、諦めて依頼は放棄しな。割に合わねえだろ?」

 「いやー実は依頼報酬は結構割に合ってるんだなぁこれが。という訳で降参してもらえる?俺が例の暗殺者倒して来たの知ってるよな。」

 マーサはそれを聞いて笑い出した。ああ知ってるよ、ここにいる奴らは1、2ジョブ一致のレベル100オーバーばかり、ボールドは雑魚だったという事だ。所で、此処で経験値取得量倍加のスキル覚えといたら絶対レベリングできるよな?

 

 「ステータスオン、EXP10倍!」

 「…何だい?何を言ってる?」

 マーサが気でも狂ったか、みたいな目を向けてくるが、気にしない。こいつは死亡確定なんだ。

 

 「さて、なんでしょうね。」

 俺は絶雪を鞘から引き抜く。血の赤に染まっていた刀身は嘘の様にまた蒼白く変わっている。

 

 「竜鱗でも斬れるらしいよ、この刀。やめといた方がいいんじゃないの?」

 「アンタ達、こいつらを排除しな。」

 マーサさん、話聞きましょうや。あーもう、俺はともかくミーナという幼気な少女まで殺りに来るとは…よし、殺す。返り討ちだ。

 

 「んじゃ、お前ら死ぬんでいいのな?後悔とかしないよな?恨むなよ?」

 俺は…どうしようか、どうせコイツら実験相手だしなぁ…よし、君主の刀スキル使うか。

 

 「壱ノ太刀!!」

 俺は刀の初期スキル、壱ノ太刀を繰り出した。左上から右下に、袈裟斬りにスルッと刀が通る。そして冒険者や護衛達を一刀両断。

 

 「うぎゃああぁあぁぁ」

 「どうなって…ゴボァ」

 「ぬぐぅ…我が生涯に………」

 「痛いィィィ!!痛グブゥッ…」

 ってな感じで、5人程犠牲となった。範囲広いなこの技。さて、今の犠牲と経験値倍加のおかげで刀スキルが急上昇した。俺は振り下ろしたそのままの勢いで、刀を斜めに回転斬りする。

 

 「弐ノ太刀!!」

 回転の角度は目まぐるしく変わり、俺は斬撃の塊になっている。勿論、近づいた奴から微塵切りだ。細切れにしてやる(裏声)!!

 

 「おいてめぇ、俺の仲間達によくも…」

 「参ノ太刀ィ!!」

 俺はモン〇ンの鬼〇大回転斬りの如く、刀を横向きに切り払う。何か言ってたけど、悪いな、一度発動した技って止められないんだよね。

 

 既に敵方は半数まで減り、血の一滴も残さず絶雪が吸い取るため妖刀は赤を通り越して殆ど黒の赤褐色になっていた。いやー、剣道やってて良かったわ。モ〇ハンのモーション真似したりさ。

 

 「さて、他に死にたい奴はいるか?今俺さ、この刀のせいですげえ人斬りたいんだわ。近づいた奴から斬るぜ。」

 「ば、化け物だ…」

 冒険者達は一斉に逃げ出す。そしてその場には、腰が抜けて動けないマーサだけが残った。

 

 「さて、お前には問答無用で死んでもらうぜマーサさんよ。」

 俺はマーサの胸ぐらを掴み、近くの木に叩きつける。

 

 「大罪魔法、磔の楔!!」

 どこからともなく釘のようなものが現れ、マーサの四肢を木に打ち付ける。マーサは絶叫を上げた。

 

 「さて、ミーナ?このオバサンがやってきた事を、事細かに教えて貰っていいかな?」

 「…うん。」

 「俺がイラッとしたら適当に楔を1本刺すから。」

 マーサの顔色が真っ白になる。真っ青ってこういう顔色なんだね。血の気が失せた。

 

 「さあマーサさんよ、てめえの罪を数える時だ。精算するぞ。」

マーサはウザキャラ。死ねばいいのに。

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