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働いた事なんて一度も無いのに異世界行ったら社畜だった俺の無双劇。  作者: 粉兎 / パンケーキ
第一章 異世界行ったら社畜になった
15/50

14話 ヘタレのご主人様?

昨日(2017年10月16日)の合計PV見てびっくりしました。なんと1日で300超、前作(現在ゆったり執筆中)の合計PVと変わりません!お前らそんなに面白いかこれ?

 「やっぱりご主人様はロリコンなんですね」

 「いや違う!違わないけど!何だろう、根本的な何かがおかしい気がする!」

 「ああ、私の純潔はロリコンのご主人様に買われてしまった事によって失われてしまうんですね…」

 「やめて!?俺どんな鬼畜!?」

 俺は宿で猛烈に疲れている。ing、現在進行形で疲れている。あなた疲れてるのよ。

 

 「え?逆に何もしないんですか?こんな美少女を奴隷にしておいて…ご主人様ってヘタレですか?」

 「八方塞がりか!!じゃあどうすればいいんだよ!!」

 こいつ、奴隷になった途端何故か饒舌になりやがった。何でだよ!!マジで何でなんだよ!!

 …うん、こうやって馬鹿なやり取りできる仲間ってやっぱりいいもんだな。

 

 「そんなどうでもいい事は置いといて、幾つか説明しておかないといけない話がある」

 「そうですね…例えば、どんなあくどい手段を使って35億クランなんて大金を集めたのか…等ですか」

 「悪どいって…俺はドラゴンを狩ってきただけだぞ?聖騎士様と一緒に」

 ミーナの目が点に…ならないんだな、誰だ目が点になるとか言った奴。ミーナは大きく目を見開いた。

 

 「ドラゴンってあの…アイサ叔母さんが…」

 「多分同じドラゴンだぞ?」

 「どんな卑怯な手段で倒したんですか?」

 「俺を一体何だと…いや、二人でドラゴンを正攻法で倒す方が異常なのか。」

 この町で最強と謳われたアイサ・リノユルドの命を奪ったドラゴンだし…ん?俺とアルセイドって何なの?

 

 「まあ、こいつのおかげでもあるんだけどな」

 俺は壁に立てかけてあった妖刀絶雪を手に取り、鞘から引き抜いて膝の上に乗せる。

 

 「妖刀…ですか。私を斬らないで下さいね?」

 「流石に斬らねえよ…もし俺が制御不能だったらアルセイド死んでるわ」

 俺は絶雪を鞘に収める。あの武器商人のおっちゃんには感謝してもしきれないな。エ○ルみたいなおっちゃんだ。

 

 「話題が逸れたな、まずは最重要事項、俺のジョブについて…だな」

 「ジョブ…勇者とかなんですか?いや無いですね…」

 即否定とかやめてくれます?実際勇者じゃないんだけどさ…

 

 「俺のジョブはファーストジョブから順に社畜、君主、探求者だ。これは内密に頼む」

 「勇者より凄いですよ!?」

 ミーナが驚きの声を上げる。そうだそうだ、もっと俺を敬い、崇め奉れ!!

 

 「何より社畜って聞いたことないです。何の事なんですか?」

 ふむ、君主と探求者は知ってるのか…要調査だな。

 

 「社畜って言うのは、馬鹿みたいに仕事をさせられる人?と言えば分かるかな」

 「うわぁ…」

 貶されるかと思ったら本音が漏れてきた。なんかこれ、貶されるよりも精神的苦痛だ。

 

 「君主と探求者については分かるのか?」

 「君主についてはこの3百年で一人、探求者については二人名前が残っていますね。」

 流石レア、少ねぇ…

 

 「成程、そうそう、俺の社畜ってファーストジョブなんだけど、他のジョブの効果をおかしいぐらい高める効果があってだな…」

 「それで竜を倒したんですか。」

 「まあ、そんな所だ。」

 ミーナの毒舌が消えた。やっと俺の凄さが分かってきたか。

 

 「次は種族について、人間、は普通なんだが…何故か半分暇魔神という種族が混ざっている。」

 「暇魔神…社畜と相反する種族ですけど…」

 言われてみればそうだな。何でだろう。

 

 「まあ、この辺りは他言無用で頼む。一応仲間なんだから話しておきたかった。」

 「一応、ですか。」

 ミーナが少し悲しげな表情をした気がする。なんだかんだ俺の奴隷になって嬉しかったのか?このマz…ゲフンゲフン。

 ミーナがしょぼんとしてしまったので、俺はミーナの隣に座って頭を撫でる。

 

 「…ロリコン。」

 「じゃあやめるか?」

 「…」

 やめるか聞くと、ミーナは黙って撫でられ続ける。何この可愛い生物、そして扱いが分かってきたぞ。こいつアレだ、ツンデレ的なあれだ。ツンデレとクーデレを足して2で割ったらこうなるんだ。

 

 という訳で10分位の間癒され続けた。サラッサラだった。

 

 

 

 夕食を終え、ミーナが眠った後で俺はむくりと起き上がり、シリアスモードに入る。

 さて、最近はあまりポイントを割り振っていなかったな。もう76ポイント余ってる。10ポイントはいざという時のため残しておくとしても66ポイント、振っておくべきか。

 

 まず、戦闘技能はそんなにいらない。君主、探求者、絶雪で間に合ってる。拷問スキルも、大罪魔法と比較すれば完全下位互換だ。因みに大罪魔法、罪を数えるのは咎人の断罪だけだ。マジ便利。

 

 さて、となると生産系とその他、と言うか特殊技能だな。生産系は生産とかいう50ポイントのスキルがある。これ絶対強い。その他系は感情把握と感覚操作がそれぞれ5ポイントと10ポイント、この三つでいいだろう。

 

 そしてこの感覚操作、使い道が多そうだけど…アレだよな。うん、そりゃあ男だもん、思いつくよな。試す相手はいないけど…ミーナ?バカいっちゃいけない。

 

 感情把握は俺にとって優先順位は大分上だ。理由?言ってなかったが俺はADHDと自閉症スペクトラムというのを併発していて、感情把握は生まれつき苦手なんだよ。

 

 生産は絶対あれだ、生産系スキルの統合だ。俺は造物主になったのか。

 

 それぞれのスキルだが、

 生産Lv1

 感情把握Lv-

 感覚操作Lv1

 

 と表示されている。次に俺は明日から何をしようか考えているうちに眠ってしまった。

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