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変化  作者: 松本 登
6/10

帰宅

直人は何のために僕に話しかけてきたのだろう?


分からない。今朝の事は誰にも言わないのに。

まぁ友達がいないからだけなのだが。

直人と呼ばれる人から呼び止められたが、僕の生活の中には入れる人ではないと思った。


多分すぐに飽きて、話しかけることすらなくなるだろう。

そう思いながら教室に戻り昼からの授業を受けた。


昼からの授業が終わり、そそくさと帰る。

来るときにはあんなにキツかった坂道が帰るときはとても爽快な風を運んでくれる。


これが自転車なら尚良いだろう。

いやいや、来るときがキツくなるだけだ。

そう自分の中でツッコミを入れ自宅に着いた。


「ただいま」

短いありきたりな言葉を言い玄関で靴を脱ぐ。

「おかえりー」

その言葉を言いながら母が出迎える。


転校して新しい友達が出来たのか内心不安なのだろう。

毎日おかえりと言って出迎えてくれる。

思春期な年頃とは言え少し嬉しい。


「今日はお友達出来た?」

そう言いながら母は目を輝かせる。

「いや、今日は…」

突然アイツの顔が出てくる。


何故アイツの顔が出てきたのだろう。

冷静な顔をしたまま顔を消す。


「出来たのね?」

母が喜ぶ。

「何で?」

「だって嬉しそうな顔してるもの~

どんな子?」


「出来てない!」

間髪入れず強く言い放った。

そして自分の部屋がある二階への階段を登る。


「あっ!

前の学校の浦野さんが家に来て、今日の午後に駅に来てほしいって言われたんだけど…」


その言葉を聞き、僕の足は止まる。

「浦野?」

何で僕の家を知ってるのだろうか?中学の先生には伝えないでと伝えたはずなのに…


「どうする?無理して行くものでも無いと思うけど…」


「いや… 行ってみるよ。」

そう返し、自分の部屋へ入った。

母が初登場しましたね(笑)


そして中学時代の知人の登場ですが、何故か嬉しくなさそう…


続きにこうご期待!

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