表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
変化  作者: 松本 登
4/10

直人の出会い

これは直人と仁の出会い



「学校だりー」

そう言いながら遅刻をしないのがオレだ。


直人はダルそうに学校の坂道を登る。

そう言えば武が新しく買ったゲーム貸してくれるって言ってたような…

よし。聞いてみようか。

そう言いながら歩いていると、にゃーと言う猫の鳴き声が聞こえる。

しかし辺りを見渡しても猫はおろか動物はいない。

もしかしてと思い上を見上げると案の定そこには木に登って降りられない猫がいた。


はて…

どうしようか?

このまま知らぬ振りをして学校に行くか?

しかし、猫はオレに気づき、こちらをずっと見ている。


まぁ、遅刻にはならないし、このまま見過ごすのもな。

そう言い、猫にニコッと笑いかけ登り始めた。

木に登るのは子供の頃以来だが、体重の軽い直人には容易な事だった。

そして、猫のいる枝まで近づき、猫を抱える。


「よし、後は降りるだけだ」

と思った瞬間、バキッと枝が折れる音がして、直人は一瞬だけ空を飛んでいる感覚になった。

しかし、その数秒後地面にドスっという音と共に落ちてしまったのだ。

「あいたたたっ」

と言い腰をさする。

ふと人の気配がし、後ろを振り返るとそこにはいかにも地味そうな男の子がいたのだ。

恥ずかしい反面、痛い気持ちを抑え強がりのセリフを吐き直人は武達のいる教室へと向かった。

四話目で直人目線からの話を書きました。

これから、両方の目線から書いていきたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ