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異世界革命  作者: DAI
1章:異世界への転生
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2話:ルア

「ん?いやちょっと待って、

レオってこの村の長なの!?」


「そう。

この村『サバトヴィレッジ』の

長でーす。」


まじかよ。レオってすごいな!

「ん?てゆうか今何歳?」


「女性に歳を尋ねるなんて、失礼だね。」


「あ、ごめん。」


「ふふふ。嘘だよ。16歳。」

レオは笑って答えてくれた。


「え、同じ歳?まじで?尊敬するよー。」

レオは微笑みながら「ありがとう。」と言った。


「それじゃ家に戻ろっか。」



俺達は歩きながら話をした。


「ねえ。ソウレって名前少し男っぽくない?

今ソウレは女なんだし。」


「体はね。

でも確かにソウレって名前は

女っぽくはないな。」


「でしょ?

だから改名した方がいいと思うよ?」


「んー。なるほどー。

でも改名なんてできるの?」


「多分できるよ。」


「…わかった。ちょっとやってみる。」


俺は心に意識を移し、

心の中でコネクトに話しかけた。


『ってことでコネクト、できる?』


『はい。可能です。』

おお、良かった。


『どうすればいい?』


『ご自身で名前を考えていただくだけで

結構ですよ。』


また名前か。いや、当然か。


蒼太、あお、あお、ブルー…。

ブルーアオ、ブルーア、ルーア、『ルア』?


うん。ルアがいいな。


『コネクト。『ルア』で頼む。』


『承知しました。

それでは個体名ソウレからルアへと

改名します。』


『おう。ありがとな。』


俺は意識を戻した。


「できた?」


「ああ、俺も改めて言うよ。

『ルア』だ。よろしく。」


「ルアかー。少しは女っぽくなったね。

よろしく、ルア。

さて、名前も変えたことだし、

この世界について説明しておくね。」


この世界のこと?

コネクトからも聞けるだろうが

今聞いた方がいいだろう。


「ああ。聞かせてくれ。」

こくりとレオは頷くと話し始めた。


「ここは人類と魔物、

その他の生物が暮らしている世界、

『バリアス』。」


そこまでは俺もなんとなく知っている。


「バリアスには生物界の頂点に立つ

『天使』と『悪魔』がいて、

天使は『天使護身』2人、

悪魔は『魔王』(数は不明)を

それぞれ従えている。」



天使、悪魔。天使護身、魔王。それは初耳だな。


「そして天使は人間類、悪魔は魔物類を

守ってた。

でも最近、天使が寿命で死んで、

バリアスの最頂点として悪魔が残った。

悪魔は天使が死んだのをいいことに、

まずは天使護身の2人を殺した。

んで今は、魔物類が人間類の領地に

攻め込んで来てる、危ない状況なんだ。」


思ったよりこの世界はやばい状況なんだな。


「ごめんね。長々と話しちゃって。」


「いや、いいよ。

俺もこの世界のことを知りたかったし。」


そんな話をしているといつの間にか

レオの家に着いていた。


ガチャ


「ただいまー。」


「ただいまー&お邪魔しまーす。」


俺達は出かける前の椅子に

それぞれ座った。


「まあ今日はしっかり寝て休んでね。

ベット使っていいから。」


「うん。ありがとう。助かるよ。」


俺はベットに入るのに少し罪悪感を抱いた。が、疲れていたのでちゃんと入った。

「おやすみ。ルア。」


「おやすみ。」





【翌日】

「起きろー!」

レオのでかい声で目が覚めた。


「ん…。」


俺はベットから起き上がった。

「おはよう、レオ。」


「おっはよう!ほら座って!

これ朝ごはんね。」


一体レオはどうしたんだ?

昨日よりハイテンションだな。

…あっ、朝型か。


「「いただきます。」」


朝ごはんは、パンにジャム。

まあベットで寝させてもらったんだ。

文句を言う訳には行かない。


モグモグ…


「普通に美味いな。」


食べ物は元の世界と何ら変わりない

みたいだな。

食べながらふと疑問に思った。


「なあ。レオ。」


「んー?」


「この村『サバトヴィレッジ』、

だったか?レオはサバヴィレ(略)の

長なんだろ?」


「うん。」


「サバヴィレはなんの村なんだ?」


俺の勝手なイメージだが、

村といえば剣の村とか、

戦士の村とか、

そういうひとつのことを

極めるための場所だと思っている。


「ここは魔女の村だよ。」


魔女。魔女か。

いいねー、

まさに異世界って感じ。


「へー。てことはレオも魔女?」


「もちろん。この村の長だし。」


エッヘン


何偉そうにしてるんだ。

いや実際に偉いんだろうけど。


「「ごちそうさまでした。」」


「ありがとう、レオ。

美味しかったよ。」


「それは良かった。

よし、じゃあルア。

今から君を『魔女』に育てます!」


「え?そんな急に?」

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