つかの間の平和
8章 つかの間の平和
「俺が特別?」
わからないな。
特別とはどいううことなのだろう。
「信二君…今のって何?」
愛花がおびえていった。
「さぁな、だがやばいやつなのは確かだな。」
天使が2人殺されていた。
悪魔なのか?
フードを被っていたから中身は見えなかったが。
「信二君が特別?どういうことだろう?」
「俺にもわからないんだ。特に特別なこともないし。」
そういえば悪魔はどこだろう?
さっきのやつかな。
時間は今どれくらいだろう。
起きると自分の家にいた。
「またか…。」
なんか前兆とかないのかね。
そう思いながらご飯を食べ準備をして学校へ向かった。
その途中、
「信二くーん!」
と呼ぶ声がした。
はぁ、またいるのか。
やっぱ夢じゃないんか。
「おはよ、愛花。」
「おはよう!いい天気だね!」
愛花は明るく言った。
ほんとにサイコパスなのかね。
そんなことを思った。
学校に到着すると、
「よっ、信二君。今日も彼女と登校か~。」
「彼女とかそんなもんじゃねぇよ。」
こんな会話を繰り返す。
放課後、また愛花の家にやってきた。
やっぱでけーよ。
こんな家に俺が住むことになるなら後何百年後だろう。
流石に盛りすぎか。
「そうかフードの人物か。」
「そうだ、そしてさらにそいつは天使を殺していた。」
昨日の出来事を話す。
重要になるだろう。
「そいつは悪魔なのか?」
「さぁ、顔は見えなかったし持ってのは俺たちが使ってる武器の一種のようだったし。」
「その武器とやらはどんな形だった?」
「まるで死神が持っているような鎌だった。」
そして、天川が意地悪そうな顔をして、
「もしかしたら天使かもな。」
と言った。
確かにあり得るかもな。
可能性としては。
「あ、あと信二君のことを特別だって言ってたよ!」
愛花が言った。
「特別か…。」
天川が悩んだように腕を組む。
もしかしたらあれのことかな。
そういえば二人にはいってなかったな。
「それはたぶん俺の固有能力のことだと思う。」
二人が何それという顔でこっちを見る。
そして俺はサクから聞いたことを二人に話した。
「そうか、それは特別って言われるよな。」
天川が驚いたように言った。
「あっ、あの時のやつってそういうことだったの?」
「そういうことだ。」
愛花は分からないことがわかってほっとしている感じだ。
「しかし、そんな能力があったら便利じゃないか?」
「それもそうだな。」
相手の使った魔法が自分のものになるってことだよな。
あれ、かなりいい能力じゃない?
「でも、その能力がまだ詳しいことがわからないからあまり使わないほうがいいんじゃないか。」
天川が警告のように言った。
「そうだな、あ、そういえばサクって今呼びかけたら出てくんのかな?」
と思ったその時、
「呼んだよね~、あの時のサクだよ~!」
なんか出てきた!ていうか思ったら出てくんのかよ!
「なんか声が聞こえるよ!」
「僕もだ!」
今回は二人にも聞こえているようだ。
「なにか用があるから呼んだんでしょ~。」
あ、そうだった。
サクに俺の能力のデメリットを聞いた。
「あぁ、魔功複製のことだね。魔功複製は一時的なもので相手からコピーした魔法攻撃は大体一週間ぐらいしか使えないってところかな。」
「なにか俺の体に関するデメリットはないのか?」
「ないよ、そもそも魔功複製は攻撃系の能力じゃないから使うたびに何かあるとかはないよ。」
サクが説明してくれた。
サクっていったい何者?
「あと一つ聞きたいことがあるんだが。」
天川が言った。
「天使の活動中二ペアで行動するっていうのはありなのか?」
「全然ありだよ。じゃあ行動するペアを教えてくれる?私から大天使様に伝えておくから。」
「そうか、ペアは黒山・櫻木ペアと天川・松本ペアだ。」
「了解だよ。じゃあまたわからないことがあったら呼んでね~。」
そこでサクは消えた。
「さてそろそろ帰ろうか。」
「そうだね。もうそろそろ門限だ。」
「じゃあまた仕事で。」
そこで全員帰っていった。
さて、今夜はどうなるのかな?
9章に続く