番外メリークリスマス
番外2 メリークリスマス!
この話はもしも世界の話です。
いつもとはまた違う日常をお楽しみください。
「「「「「メリークリスマス!」」」」」
全員でグラスを掲げ合う。
今日は待ちに待ったクリスマスだ。
いつもなら家で母といつも通りご飯を食べているのだが、
「こういうのは久しぶりだな。」
と嬉しそうに話す天川。
「私ははじめてです!こういうのって人生で1度もないと思ってました!」
と、割と緊張気味で話す愛花。
「...私は何回はやったことはあるが、親しい友達とやるのは初めてだ。」
と、感慨深げに話す松本。
「私はそもそもこの世に生まれたのがつい最近ですからね、最近の記憶がありません。」
と、ご馳走を食べているケルベス。
その4人と自分を含めて5人でクリスマス会をしている。
「それにしてもこのお肉は美味しいですね。」
「まぁ一応愛花の家は金あるからな。」
「別にそんなにある訳じゃないですけど…。」
「俺たちよりはいい家に住んでるけどな。」
「同じくだ、私の家は広いが和風だからな、どっちかと言うとこういう洋風の方がわたし的にか好みだ。」
「今回のクリスマス回は私の父が私に友達が出来て初めてなので張り切って手配してくれたんですよ。」
「手配って…どんだけこの家はえげつないのさ、俺なんて食べられるか分からないからね。」
「そういえばお前の家は貧乏だったな。」
「そうなんですか?」
「お前は知らないか。」
「知りませんよ、つい最近知り合ったばっかりじゃないですか。」
「べつにしらなくてもいいけどね」
「ケーキがある!美味しそ~!」
松本が叫んでいる。
「ケ、ケーキだとそんなもの俺が食べてもいいのか?」
「ケーキですか、今のケーキってどんな感じなんでしょうか、昔のケーキはそぼくでしたからね。」
「お前の話すことがどんだけ古いかは知らんが、今のケーキはおいしいぞ、食べてみるか?」
「では、もぐもぐ…、これは美味しいですね、ここまでケーキが発達してたんですね。」
「ん?なんかあそこでたおれてるやつがいるぞ。」
「あれは黒山君ですね、どうしたんでしょう?」
「多分初めてのケーキの味に気絶したんだろ。」
「そこまで貧乏なんですか?」
「さぁ俺もよく知らないからな。」
「でもこういうのパーティもいいですね。」
「あぁそうだな。」
まだパーティーの時間はある。
もっと楽しもう。
思い出を作るために。
「また来年もやりたいな。」
「そうですね、楽しみにしてますよ。」
そして二人でこう言った、
「…メリークリスマス…。」
終わり