表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天使の翼  作者: カイト
12/23

11章 魔


目が覚めるといつも通り自分の部屋にいた。

「ま、これはいつも通りだな。」

とかつぶやき、学校に向かうが。

「信二君おはよう!」

愛花が家の前で待っていた。

もうこれもいつも通りにしていいのかな。

「おはよ。」

と返し、学校へ。


…なんでこいつがいるんだよ。

いつものように教室に入ると、松本がいた。

なんでいるの?

またクラスメイトのこと忘れてたってやつかこれ。

松本がこっちに気づいた。

しかし、何も言わなかった。

なんで何も言わないんだ無視か?

「おーい信二君、今日も…。」

といつものことを話そうとする天川を遮った。

「彼女じゃねぇから。」

そう返した。

すると天川が、

「ちなみに松本は、もともとここにいた、ってことになってるよ。」

やっぱ今までいなかったんだな。

おかしいだろ。

2人もクラスメイトのことを覚えてないって病気か?

って疑いたくなるし。

「おい、もう授業始まるぞ早く席につけ。」

担任が言った。

そうかじゃ早く座らなきゃ。

とりあえず松本のことはそっとしておこう。


それは昼休みのことだった。

俺たちがまた愛花の家に集まるかとか、松本はどうしようかとか話していた時。

辺りがざわついてきた。

おそらく何かあったんだろう。

その何かは分からないが。

すると、

「全員校庭に避難しろ!」

担任が顔を真っ青にして飛び込んできた。

クラスにいた奴ら全員顔を?にして校庭に移動した。

俺は残っていた。

俺だけじゃない。

愛花、天川そして松本も。

それは、ついさっきサクから伝達があったからだ。

その伝達は、この学校に何か魔が入ってきたという。

それは悪魔ではないそうで。

何か説明すると、悪魔の魂を糧にして進化する何かだそうだ。

実際俺にもわからない。

大天使も恐れるものらしい。

それほどやばいやつだ。

実際悪魔を倒さなければいいんだが、悪魔を倒さなければいけない。

そんな感じで生まれたものということらしい。

「魔って何だろう?」

「さぁ、大天使さんもやばいっていうぐらいだから相当やばいんじゃねぇの?」

「私はもっと強くなる、そのための試練と思えばいい。」

とそんなことを話している間に、

「何か来たな。」

階段の下のほうに何かがいる。

これが魔か。

その姿は、人型をしていて顔は美形…スラっとしていて…背中に羽が生えている…。

何というか、イケメンみたいな感じ。

はっきり言ってかっこいい。

するとそいつがしゃべった。

「どうもこんにちは、私はケルべス。悪魔の倒された魂から生まれた存在です。」

几帳面だな。

何というかきっちりしてるって印象。

でもこいつ敵なんだよな。

「私は悪魔の魂の成仏が仕事です。そのためにはその願いを叶えなくてはいけません。

その願いは…。」

そこで全員息をのんだ。

大体わかってるけど。

「天使の抹殺です。」

そう言うと、そのケルべスは、              ウォーターメリック

「全ての源の水よ。今この時われの敵を滅したまえ、水滅。」

その瞬間水の塊に体を入れられた。

「息が…。」

さらに水の刃が生まれ、こっちに向かって飛んできた。

「魔功複製!」

飛んでくる前に魔功複製を使い水の塊と刃を吸収した。

「ぷはぁ!」

やっと息ができた。

その光景を見たケルべスは、少し驚いていた。

「驚きましたね、まさか個有能力を持っているとは。」

「ほめてくれてどうも。」

こいつはやばいな。

今のは少し遅かったら死んでたぜ。

「おい、黒山とやら。」

松本がしゃべった。

「今回は手を組もうこいつは半端なく強いぞ。」

そうだよな。

こいつはとんでもなく強い。

なら選択肢は一つだ。

「あぁ、宜しく。」

松本がにやりと笑って、

「こちらこそ。」

と言った。

「さて、話は終わったかな?こっちからやっちゃうよ。」

とケルべスが言った。

さてこいつをどうやって倒そうかな?

初めての全員揃っての対決だな。

やってやろうぜ。


12章に続く


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ