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奴隷

俺を買い取ったのは綺麗な女性夫人でどこかの貴族だった。

屋敷は王城程ではないがそれでも大きかった。


俺は地下室へ案内された。見ると拷問器具がいっぱいあった。それを見ただけでこれから何をされるのか想像できた。


俺は俺より年下の10歳前半くらいのこの家の息子に手足を鎖で繋がれサンドバッグ状態にさせられた。その後、日にち毎に俺に暴行を加える人が変わった。家の主人であったり、執事やメイドだったりとローテーションしていた。


ボコボコにされた後は鎖から解放される。飯は量が少なかったので全然腹一杯にはならず空腹感が続いた。ボコボコにされ食う気はあまりしなかったが。肉などはほぼ生焼けの状態でうまくなかった。


その跡来る日も来る日も殴られ、腕は焼かれ斬りつけられ、鞭で打たれたりした。拷問器具は使われないが死にたくなった。もう殺してほしかった。


だが死ぬことはなかった。俺が傷つき死にそうになると必ずポーションで治してくるのだ。


俺は異世界を楽しみにしていた。だが、俺にはステータスがなく、同郷の人には裏切られ、奴隷にさせられ毎日暴行をされる日々。誰か殺してくれ!


3カ月後、俺は飯を食べなかった。今まではボコボコにされ食べる気は起きなかったが腹に入れていた。自ら舌を噛んで死のうとも思ったが舌を噛むのは抵抗があった。そのため食事も水分も取らず餓死しようと思った。


激しい空腹感に襲われるも我慢した。だが、やつらは俺の考えに気づき無理やり水を飲ませようとしてきた。必死に抵抗するがダメだった。


もういい。もう疲れた。もう殺してくれ。


そんなことを考えていると


『異常を検知しました。』


謎の機械音が頭の中に聞こえた。


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