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王女様

俺は振り向き、騎士の方に歩み寄った。


「おい、大丈夫か?」


「っ!!」


騎士は俺の顔を見て怯えていた。

まぁ、ダークコボルトを1人で撃退したし、返り血を結構浴びてるしな。


俺は洗浄魔法を使い、全ての汚れを落とした。

俺はポイントで必要そうなスキルをいくつか取得していた。洗浄魔法はその一つだ。


「おい、立てるか?」


騎士は尻餅をつきながら怯えている。再度聞いても怯えたままだ。

はぁ。


『マスター。このままだと倒れてる人達死んじゃいますよ。』


あ、あぁ。そうだった。


「パーフェクトヒール。」


パーフェクトヒールもポイントで取得していた。

俺はパーフェクトヒールを倒れてる騎士達に使った。傷はすぐに治っていった。


「お、おぉ。傷が!」

「俺は生きてるのか。」

「き、奇跡だ。」


倒れていた騎士達が次々と起き上がっていく。


「こ、これは貴方がやったんですか?」


さっきまで怯えていた騎士が俺に聞いて来た。


「あぁ。」


「そ、そうなんですか。貴方はいったい……」


「そんな事よりあいつらに何が起きたか伝えてこい。」


立ち上がった騎士達はまだダークコボルトがいるんじゃないかと警戒していた。


「そ、そうですね。ありがとうございます。」



騎士は仲間のところにかけていった。


「助けていただきありがとうございます。」


声がする方を見ると、馬車から美少女が出てきた。


「やっぱ、貴族か。」


その身なりからして結構地位の高い貴族なんだろう。


「お、王女様!ダメです!まだ、魔物がいるかもしれません。」


騎士の1人がそう言った。


王女かよ。


「その心配はありません。先程も申したように彼の方が助けてくれましたので。」


そう言って俺の方を見てきた。


「あの青年がですか。」


「そうです。ダークコボルト達を1人で撃退し、倒れていた騎士を回復してくれたのも全て彼の方です。」


「な、なんと!」

「1人でなんてありえません!」


「私はずっと馬車の中から見ていました。私の言葉が信じられませんか?」


「そ、そんなことは……。」


「それに、他の騎士も見ていましたよ。詳しくは見ていた騎士に聞いてください。私は彼の方に用があるので。」


そう言って王女は俺の方に近づいてきた。


「お久しぶりです。覚えていますか?」


「あぁ。」


「それは嬉しいです。」


王女はニコッと笑った。

まぁ、顔を見たのは初めてだが久しぶりって言ってきたし、この辺りで王女って言ったらあの国王の隣にいた娘しかいないだろう。


「俺に何かようか?」


「はい。会ったら言おうと思っていました。」


なんだ?あの時は俺は国王に無礼な態度を取ったな。タオル一枚だったしまぁ怒られるのかもな。


「あの、あの時は……」


王女は俺の顔をジッと見た後頭を下げて


「すみませんでした。」


「…………は?」




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