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クラスごと勇者召喚されたみたいだが俺の職業は魔王のようです  作者: satori
第二章 貿易都市で商会を始めるようです
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043 アルの現在


その者を最初に見た時は、仮面をつけた赤い長髪の金の瞳を持つ戦士であった。


と言ってもこの姿は幻影で作られた偽物だったらしく本当の姿を見た時奴隷商から買われえ来た者達は顎が外れそうになるほど驚いた。


触感さえだます完璧な幻術をかけられる魔法具アーティファクトなど聞いたことがいなし、しかもそれを作った物が目の前にいる本人だなんて信じられない、何せ俺たちはこの人の圧倒的な戦闘能力を見ていた為姿はともかく生粋の戦士だと思っていた。そんな者が魔法具アーティファクトの生成もで出来るなんて夢にも見無い程の驚きであった。


そして何よりその姿に驚いた。俺よりも頭一つ分異常に身長が低く華奢に見えるが体の凄まじい程の魔力を保持していることは魔力をうまく使えない俺が見ても確かだった。そして一点の曇りも無く癖も無い白髪の長髪にシミ一つない白い肌、これは女さえも嫉妬してしまうだろうな……


だがそんな事は瞳を見た瞬間に消え去った。


紅。


人間が言うには悪魔の体内は炎で出来ていると言われているらしく、紅色の瞳は人間たちの最もたる迫害の証だったと聞いた事がある。


そしてその後見せられたモノに度肝を抜かれた。


「気をしっかり持てよ」


と言って来たので何かと思ったか、行き成り体から測るのも馬鹿馬鹿しく成程の魔力を発し始めたと思えば体に龍鱗と魔紋が浮かび上がった。


なっ。


俺達は息を呑んだ。

此処に居るやつらは奴隷商に違法に売られて来るくらいであるからとても希少な種族も多くいた。

しかし赤い瞳を持ち更に龍人と魔族のハーフなど見たことも無い、とは言えレティシアって子が別室に一人でいたと言う事らしいから同じような奴はすぐそばに一人いたと言う事であるが……


その後の説明は俺以外ほとんどの奴らが聞いていなかっただろう。まあ、無理もない見た物が衝撃的過ぎたからな。


そしてその後力をやると言われて、了承した俺達に待っていたのは‘ここは地獄なのではないのか?’と思わせるくらいの訓練だった。


魔力で体を操作される事に抵抗して魔力の操作方法を訓練すると言われた時には、魔力で他人の体を操作するなんて出来んのか?と思ったが、出来た。


そして抵抗出来る様になるまで走らせられた。

驚くことに初日に全ての者が出来た。

訓練が辛すぎた為か目的と他のスキルではあるが新しいスキルを山ほど手に入れた。

これまでの努力は何だったのだとも思ったりもした………


そして、さらに三日間は重力魔法と言う闇属性の派生属性を使い特殊な空間を作り、そこで足下で魔力を爆発させると言う方法を使い魔弾を躱し続けると言う訓練を経て俺たちは全員が〈魔力操作〉と〈空歩〉と言うスキルを手に入れる事となった。


この四日間の事は誰も語ろうとはしない、皆忘れたいのだろう……


その後に颯様に‘お前は良くやってくれたから特別な武器を挙げるよ’と言われて初めに渡された物とは別の雷の魔法具アーティファクト、金属片を飛ばして攻撃する魔法具アーティファクトを渡された。‘お前の魔力の波長を登録してあるからお前にしか使えないから気を付けてね~’とも言われた。


颯様に連れられて試し打ち?と聞きなれない言葉を言われて試してみたのだが………


屋敷にある金属隗を的に使ったのだがあっさりとそれを貫通しさらに数百メートル先まで途中にある全てを貫通しながら飛んでいった。


仕組みを聞いたのだが金属片を火と風の魔法で加速させて更に進行方向に対して落ちるように百倍の重力をかけて加速させ続けると言うモノらしい………


全く理解できなかったが高度な魔法を使ってるのは理解できた。

その後颯様は持たないのですかと聞いたが、‘別に自分でこの魔法使えるし’と言ってその場で今俺の持つ魔法具アーティファクトの起こした魔法をその場で先ほどよりも数段強力にしてしかも複数同時に使って見せたことは驚いたな、詠唱も無かったし……


この武器は弾と言う物が無いと使えないらしく‘使い過ぎには気を付けろよ’と言って50個ほどその弾をもらった。


こんなに使わないと思ったのだが……


その後A級クラスのモンスターが出て本当にそんなに使う事になるとは、思わなかった。


しかし、これは力の無い物でも高い殺傷能力を持てるのは危険だな引き金と言うものを引くだけで生物を殺す事が出居るのは人に生物の命を奪う事に対する意識をさらに軽いものとする可能性がある、これがあそこまで訓練を辛くした理由はこれだろうか…簡単に自分の持つ力に様なと言う、忠告の意味合いがあるのだろうと俺は思った。


まあ、これのおかげで子供たちを無事に送れそうだ。


そう思い気を引きしめた。


ありがとうございました

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