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第一話 プロローグ

初作品です。楽しんでいただけると幸いです。

俺はオタクの蒼井涼太(あおいりょうた)だ。俺は百合が大好きだ。

いや、崇拝(すうはい)しているといっても過言ではないだろう。俺は女子になって女子といちゃつきたい願望がある。そのために、俺は声も体つきも含めた完全な性転換の安全かつ確実な方法を模索するために世界最高峰の海外大学の医学部を目指している。今も研究を秘密裏に進めている。この性転換の研究のことは誰にも言ってない。だが、面接のときはしっかり言おうと思う。



そして今日は面接の日だ。

面接官には性転換の方法を模索したいと伝えたら、彼は言った


「性転換なんてことは、ただの戯言、ファンタジーの世界の話だろう?」


性転換なんて戯言だって?

何を言っている?俺は性転換の方法を発見するために生まれたんだよ。絶対に見つけてやるよ。ある本で人間は努力すれば何でもできるって書いてあった。つまり、ファンタジーを現実にすることもできるはずだ。そういう風に伝えたが、


「不合格。帰っていいぞ。」


こいつは俺の研究のすごさに気づいてないな。こんなとこに入学したって意味がないと思っていたところだ。性転換を戯言(たわごと)だと切って捨てるような奴には用がないから帰るか。


それから2年たっても、どこへ行こうとだれひとりとして俺の研究のすごさ、有益さに気づかない。


親は2年前死んだ。

俺が大学に受験している間に倒れたらしい。過労死だそうだ。

俺が海外の大学に行くためにたくさん働いていたそうだ。

俺はあれから二年親の資産や家を売って生活、研究をしていた。

だが、その生活も今日で終わりだ。


「ああ、もう金もなにもないのか~」


呑気なことを言ってるが、内心は非常に焦っている。

このまま女の子になれぬまま人生が終わると思うと発狂してしまいそうな気分だ。


「どこで道を踏み違えたんだろう」


後ろからは救急車のサイレンが聞こえる。


「普通に医者になっていればよかったのかな。」


そうだ。中学生からしっかりと医者を目指していれば…こんなことにはならかったはずなんだ。

だけども、やっぱり俺は、百合を捨てきれない。

そう!やっぱり、俺の人生の意味は、性転換の手術の研究だったはずだ。

そう決意を新たにしていた時、奨学金の制度の張り紙を見つけた。

それは、俺が目指していた海外大学のものだった。


「チッ。今更行くわけないだろ。」


なんかむかついたので張り紙をビリビリに破った

目の前をカップルがあるいていた。その時、救急車がカップルにぶつかりそうだった。


「あ、危ないぞ!そこのお前ら!」


「「は?」」


彼女らは後ろを振り向き、困惑しているようだった。

俺の体は勝手に、急いで彼女らを突き飛ばしたが、自分は間に合わなかった。だが、俺は二人が守れて、よかったかと思い、意識を手放そうとしたが、こんな声が聞こえた。


「こいつ救急車にはねられているじゃんw」


「はやくレストランに行こう。一応119にかけるか。」


「めんどいし、いいよ。ほら、行こう。」


「そうだね。」


ああ、なんなんだこいつら。俺は虚ろな目をしながら力の限り睨んだ。

彼氏みたいな奴が睨み返してきた。

俺はこいつらのことは一生、忘れないだろうな。

そう思って、憎しみを抱きながらこの世を去った。

少し短かったですね。長く書くコツってあるのでしょうか?今度は4/10の0:00投稿になります。2週間に一回の予定でしたが、2日に一回にします。

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― 新着の感想 ―
百合っていいよね 涼太君 君には共感するよ。
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