下半身
ナギは女神ケレスの服のスカートの部分を掴んだ。
服を掴んで引き倒し、女神ケレスのバランスを崩そうと試みる。
女神ケレスの白い服は司祭のような服だ。豪奢で布が分厚い。
こういう服は掴みやすいし、コントロールしやすい。
柔道着よりも遙かに操作が楽なのだ。
だが、女神ケレスは、
「よっ」
と声を出すと同時に、服を自ら脱いで、下半身のスカートを脱ぎ捨てた。
上半身だけを残して、下半身のスカート部分を脱ぎ捨てる。
ナギの掴んだスカート部分の服が、抜け落ち、ナギは女神ケレスのバランスを崩すのに失敗した。
女神ケレスの下半身が、白いパンツと白いハイヒールだけになる。
女神ケレスの美しい生足があらわになり、綺麗なヘソまで見える。
「なっ」
ナギは予想外の事態で、軽いパニックになった。
まさか、女神ケレスが、スカート部分を脱ぎ捨てて半裸になるとは思いもしなかった。
「敵を甘くみてはいけませんよ~」
女神ケレスが、優美な声音で言う。
同時に女神ケレスは、巧みに足を操り、両足をナギの足に絡みつけた。(しまった!)
ナギは呻いた。
女神ケレスの技はあまりに速く、的確だった。
ナギの首が、女神ケレスの太ももで締め付けられる。
同時に女神ケレスの肉体が横倒しになった。
「ぐうぅう」
ナギが、歯を食いしばる。
女神ケレスの両足に首を挟み込まれている。
左腕が取られており、頸椎と頸動脈が圧迫され始める。
「どうですか~? ナギ様、美少女の太ももの感触は~? パンティーがよく見えるでしょ~」
女神ケレスが、挑発する。
見えるどころか、ナギの顔、鼻、頬、目に女神ケレスの白いパンティーが密着している。
柔らかい女神ケレスの股間と太ももの感触。
そして、魅惑的な匂いが、伝わる。
だが、それをエロスとして楽しむ余裕がナギにはない。
頸椎と頸動脈が、圧迫されているのだ。
ナギは顎を引いて、右腕でガードして、なんとか女神ケレスの技に対抗している。
全身の力を振り絞り、筋力で対抗している。
「おやおや、無視ですか~? 傷つきますね。宇宙一の美少女が、半裸を晒しているというのに~」
女神ケレスは、しれっと自慢した。
だが、ナギは無視しているわけではなく、首を圧迫されて喋れないのだ。
「少し技を変えましょうかね~」
女神ケレスは、そう宣言すると、横三角締めを解いた。
ナギの首から女神ケレスの太ももが離れる。
ナギはチャンスとみて、女神ケレスの右手首を取った。
そして、腕十字固めに移行しようとする。
だが、女神ケレスはその寸前、ナギの胸を右足で蹴った。
そして、素速くナギの左足首を取り、アキレス腱固めを行った。
(くそっ! 上手い!)
ナギは悔しさと同時に感嘆した。
女神ケレスの技巧は卓抜していた。




