第4話 ランとの日常 睡眠など
ランがリーメイの依頼を受けた夜。
ラン「電気 消すぞ?」
リーメイ「ん。」
昨日はリーメイをベッドに寝かせ ランは椅子に座ったまま寝たけど、今日は一緒のベッドで寝ることにして。
まだ歩けないリーメイを一人にしないために。
ラン「それじゃあ 布団にお邪魔するね…ふふ…リーメイはあったかいな…♪」
リーメイ「抱きつかれると苦しいんだけど…。」
ラン「いいから いいから…ん〜。」
リーメイ「……。」
髪を下ろしたランはリーメイにぎゅっと抱きつく。
最初は苦しいと口にするが、ランは離れないためリーメイも諦め そのまま眠ることにして。
………。
ラン「……ん…? リーメイ どうしたの?」
リーメイ「……なんでもない。」
ラン「本当に?」
リーメイ「……。」
リーメイがもじもじしているのに気づき、目が覚めたランは彼女に尋ねて。
少し間があったが、リーメイは答えて。
リーメイ「……トイレ…。」
ラン「え…ああ! そういうことね! それじゃあ…んっ…よっと!」
リーメイ「っ…!? 何をして…。」
ラン「ん? リーメイ まだ ちゃんと一人で歩けないでしょ?」
リーメイ「いや…肩を貸してくれるだけでよかったんだけど…。」
ラン「いいから いいから。さっ 掴まっててね。」
リーメイ「……。」
トイレと聞くと、リーメイが少し言いだしにくかった理由がランはわかり。
ランはリーメイをお姫様抱っこし、リーメイは戸惑った声色になるが、ランは気にせず彼女をトイレへと連れて行き。
……翌日。
ラン「んっ…ふ…ぁ…?」
リーメイ「…すぅ。」
ラン「ああ…一緒に寝たんだっけか…。」
窓からの朝日でランが目を覚ますと、そこには寝顔のリーメイの姿があって。
リーメイ「すぅ…。」
ラン「……。」
寝ているリーメイを見ていると、ランの脳裏に男の子の影が思い出され、ランの表情が少し寂しそうなものになり。
ラン「…ふふ…かわいい寝顔しちゃって…今日はもうちょっとだけ…寝てよう…かな……。」
ランはリーメイの頭をゆっくりと撫で、再びランは眠りに落ちて……。