13:話し合い
エシェと呼ばれる少年は、オレを睨み何故か「眼科行け」と言ってきた
何の脈絡もなくだ
とりあえず、エシェ・・・・・・・・クリーム?が何でゆりすを刺していたのか聞こうと思う
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「なぁ」
「何?」「何だ」
「あ、ゆりすじゃなくて、エシェ?」
「お前に呼ばれる筋合いはない」
カチン
オレ、コイツとは仲良くなれなさそう
「エシェは恥ずかしがりやだもんね」
「ユリスクリムシェン。ことと次第によっては、刺し殺す」
「冗談に決まってるだろうッ!!」
いや、コイツ滅茶苦茶怒ってるからな。恥ずかしがりやと言われたのがそんなにも嫌なのか?
「確かに、見てくれはカッコイイのに、実は仲間思いのいいやつだとか、猫や鳥が好きだとか、不器用なだけで、話しかけるタイミングやフォローするタイミングはあっているのに、ひねくれた言葉しかでず、皆がいないところで時々落ち込んでたりとか」
「誰が幼少期の話をしろと言った」
あ、ゆりす。詰んでるぞ
さっき以上に殺る気満々の状態になってるぞ。ってか、幼少期はそんな性格だったのか・・・・
って、そんなことよりも!
「何でゆりすを刺したんだよ!それでゆりすは、刺されたのに何で血とか出てないんだよ!」
「うざっ」
「エシェットソルノ!なんで昔っからそんな風に言うの!?」
「事実だろ?まぁ、それより。お前がちゃんと身体の仕組みのことを言わないからややこしくなるんだ。それを、俺の方が悪いように言われるのはこれで何回目だと思ってる?しかも、テメェはテメェで」
あ、何かこのエシェって方が苦労してんのか?ゆりすに対して、殴ったり・・・・・・・・って!!
「ちょっと!何でフライパンで殴ってんのッ!?」
「手で殴るのが嫌だから」
「死んじゃうだろ!?」
「人外だから平気だよ悠」
「ゆりすは黙ろう!」
フライパンでおもいっきり頭を殴られて、涙目で平気とか言ってるけど、全然平気じゃないよね!?むしろ、怪我してないのがスゴいけど!
「調教はきちんとしないと、コイツはバカになる」
「え?・・・・・・・・最初からバカなんじゃ・・・・」
「コイツはアホであってバカには、まだなっていない」
「ひどい!」