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一瞬  作者: 霜月蜜柑
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さて、俺の心のモヤモヤとは裏腹にはつらつとした球技大会がやってきた。この間俺は心の中は晴れない時があったが仕事は楽しく、生徒たちと何か一つのことを頑張るというのは大事だなぁ、と気づかされていた。

「クラスで優勝するぞー!!」

「おーーー!」

この学校は中学生、高校生に別れ、それぞれ学年ごちゃ混ぜで競い合う。だから後輩に負けてしまう時はかなり悔しいのだ。

クラスの球技大会実行委員がかけ声をしみんながその熱気に包まれた。俺はいろんな競技の応援に行った。






「やりましたね、バレーとバスケは2位だったね」

担任の先生が少し涙ぐみながら教壇の前にたって言った。中学2年生にしては上出来だ。

「イエーイ!」

生徒たちの催しが終わると次は先生対抗戦だ。あー、緊張してきた。

「先生頑張ってー!」

「見に行きますよ!」

「うん、頑張るー」

生徒はすれ違うたびに声をかけてくれた。優しい子が多いのだろう。よし、頑張ってくるか。

先生対抗戦はバレーボールだった。これはチャンスだ。出る先生たちがそれぞれの位置につき始めると後ろで吹奏楽の応援の音が聞こえてきた。少し後ろを振り返ってみると、サックスを吹いている怜がいた。



試合は多少手こずったが俺たちのチームの勝利に終わった。生徒たちの熱い応援と先生たちの激しいやる気で体育館は熱気に包まれた。久しぶりにこんなに熱くなったな。へとへとになりながらも達成感を味わった俺だった。その帰りはちゃっかり先生たちで飲み会しましたが…。



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