さぁ、海だ!前編
前回のでわかる人もいると思いますが、今は夏です
そして今回の日記当番は私、山村唯です
夏休みの宿題が増えた気分です
夏休み、夏!
「夏と言えばやっぱプールだよねー」
「そこは海っていうべきだったと思うけど。」
「海かぁ、いいなー よし、莉奈!海行こう!海! 」
「いや。」
「なんでだよー 海いこうよー」
「海遠いし、めんどうだからいや。」
「めんどうじゃないよー、楽しいよー」
「なんでわざわざ海?プールで十分だよ。」
「海の話題出したのそっちじゃん!」
「ともかく、私は行かないよ。行く訳がない。」
「なんでそんな冷たいんだよー 態度が冷たくても 涼しくなんないんだよー?」
「それで涼しくなったら苦労しないよ。」
「唯ちゃん莉奈ちゃん、海、行こ。」
美月が勢いよくドアを開けてそう言います
「無理だよ美月、莉
「行きます!」
「なんで!?」
「なんでって、海だぞ、唯。行かない訳がないよ。 」
「莉奈、さっきと言ってることが……」
「よっしゃー!海じゃー!」
本格的に酷い、泣けてくるよ……
*
と、いうわけで
「よっしゃー!海じゃー!」
「うるさいよ、唯。まだ駅前だよ。うぷっ…」
「大丈夫?莉奈ちゃん。」
「大丈夫大丈夫、乗り物酔いくらいすぐなおるって ー そんなことより、はやく行こ!美月!」
「いや、私は莉奈ちゃんを看てるよ。唯ちゃんはどうするの?」
「・・・うー 私も看てる」
「よし、治った。……うぷっ」
「よっしゃー!んじゃ、
「治ってない!絶対治ってないよ。無理しないで。 」
「へへっ、なんの為に来たと思ってんだ。俺なら大 丈夫だよ。ぐっ……」
「何そのキャラ!?」
「俺を忘れたのか…?唯。」
「知らないよ!そもそもそんなキャラ知らないよ! 」
「ふっ………よし、治った!」
「この流れで!?それでいいの!?」
「いいもなにも最高だよ、尺的にも。」
「そんなリアルなこと言わないで!反応しづらいか ら!」
「よーし、じゃあ莉奈ちゃんも復活したし、行こう !」
「アイ・サー!」
「何その号令!?何もかもが意味不明だよ!」
「ひゃっほー!!」
「もう無視ですか、泣きますよ?」
「大丈夫、海でカモフラージュできるから!」
「ちくしょぉー!!!」