↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/127

83 新しい武器

 元の場所へと移動したレイヴンたちは、そこでゴールドマンより遺裂(レリック・ブラスト)を受け取っていた。

 人数分という言葉から、てっきり5個の装備を予想していたが、どうやらヴァリーラにも与えてくれるらしい。


 渡された武器は、今までの役割と変わらないように配慮がなされていた。したがって、レイヴンの場合には剣である。


「元々、これらは攻略組のために、どうにか必死になって作っていた武具の名残だ。ほかの在庫はもう、私の手元には剣2つと盾が1つしかない。ダガーがまだ残っていたのは、幸いだったな」


 言いながら、ゴールドマンが合図をすれば、彼の配下が補足するように話していく。


遺裂(レリック・ブラスト)は、ただがむしゃらに振ればいいってもんじゃない。力の解放を、明確に意思として示すんだ。必要なら、技に名前をつけろ。一応、攻略組が試験的に使っていたときのでよければ、もうあるけどな」


 わざわざ自分で決めたくなるほど、まだ武器に愛着は沸いていない。

 それに、攻略組が一度名付けてあるならば、遺裂(レリック・ブラスト)の効果に合致したネーミングに違いないだろう。

 レイヴンたちは首を横に振って、既知の名称を尋ねていた。

 それぞれが説明を聞かされる中、レイヴンもそばの男から話のつづきを教えられる。


「お前の遺裂(レリック・ブラスト)焔煌刀(クリムゾン・フレイム)だ。効果については、もう一回説明しなくてもいいだろう? さっき見せたやつと同じだな。紅蓮の炎が斬撃に付与される」


 そうやって別解組は、各々が独自の奇跡を持った武器を手にしていた。

 得物の感触を確かめるように、一同が握りなおしたり、その場で実際に振ったりしている。

 その姿を見るにつき、やがてゴールドマンが満足げにうなずく。


「中々、似合っているじゃないか。それじゃあ、引き続き頑張ってくれたまえ」


 言うやいなや、自分の役目はおえたとばかりにゴールドマンが立ち去っていく。

 その背中を、レイヴンは怒りのこもった視線で睨みつけていた。

 そんなレイヴンの肩に手を置きながら、リョウスケが気合を入れなおすように声を張りあげる。


「パーティーの方針は、『攻略組の行方を捜す』でいいよな?」


 当初の予定以上に強力な装備を借りられたのだ。計画の変更も当然だろう。


「当然、さっさとダンジョンに戻りましょう」


 剣を振るいながらネヴェリスカが答えれば、次いで、ヴァリーラも相槌を打つ。


「そうね。でも、これらに本当に特別な効果があるのか、まずは確かめてみないと」

「それは、道中にでも試してみればいいんじゃないですか? すぐに白塔に入っても問題ないように思えますよ。柄にもなく、僕もちょっとわくわくして来ました」


 ユウトが朗らかに笑って、雷の遺裂(レリック・ブラスト)を鞘にしまう。

 みんなゴールドマンのことは気に食わないが、もらった武器に関しては、好意的に評価している様子だった。


 もちろん、レイヴンもその点は変わらない。


(俺たちはまだやれる……!)


 ようやく、攻略組と装備が同じランクになったのだ。

 自分たちでも、もっと上を目指せるはずである。

 レイヴンたちは闘志に満ち溢れていた。

 コメントまでは望みませんので、お手数ですが、評価をいただけますと幸いです。この後書きは各話で共通しておりますので、以降はお読みにならなくても大丈夫です(臨時の連絡は前書きで行います)。

 次回作へのモチベーションアップにもつながりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。(*・ω・)*_ _)ペコリ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。