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漫才:『ハロウィン』

作者: 布施鉱平

 A=ツッコミ B=ボケ ○○には好きなコンビ名を入れてね





A「はい、どうもよろしくお願いします~、○○です~」



B「…………っ(目を見開いて舌を出し、がに股になって観客を威嚇している)」



A「……おい、ちょっと、なにやってんだよ」



B「ん? ああ、もうすぐあれだろ、ハロウィン。だからその練習」



A「終わってる! もうすぐクリスマスだから! ハロウィンなんてとっくに終わってる! 10月31日!」



B「えぇ? そんなことないだろ。 それ、お前の地元の話だろ?」



A「世界中どこでも一緒だよ! ハロウィンは! なんで地域ごとに開催時期変わるんだよ!」



B「まぁいいや。とりあえずハロウィンは12月31日という事で話を進めようか?」



A「それもう大晦日(おおみそか)じゃん。クリスマスですらなかったわ」



B「それでさ、ちょっと前に、俺の親戚のところに子供が生まれたんだけど……知ってる?」



A「知ってるわけねぇだろ、お前の親戚の出生状況なんて。それよりお前、俺の話まったく聞いてねぇだろ」



B「その子がもう言葉とかはっきりしゃべれるようになってきたんで、あれだなぁ、そろそろ記憶に残る楽しい行事とかも一緒にやっていかなきゃなぁって、こないだ三郎(さぶろう)さんと話してたんだよ。

 あ、三郎さんていうのはその子の爺ちゃんで、還暦むかえたばかりのおっちゃんな」



A「だからお前の親戚情報は知らんって。でもまあ、普通にいい話じゃない」



B「その三郎さんとの話の流れで、じゃあ俺は一生忘れられないハロウィンでもやってやろうか! ていうことになったんで、こうして暇をみては練習してるわけ」



A「……色々言いたいことはあるけど、まずお前がハロウィンをどう認識しているのか聞いてみたいわ」



B「え? ハロウィンてあれだろ? 12月31日の夜になると、どこからともなく「ホゥ、ホゥ、ホゥ」って声が聞こえてきて」



A「…………」



B「で、なんだ! と思って玄関開けたら、赤いチャンチャンコきたおっさんがいて……あ、たしかサブロウって名前だったよな、そのおっさん」



A「混ざってる! サンタだろそれ! サブロウは還暦迎えたお前の親戚のおっさんだからな!」



B「で、そのおっさんが手に持った包丁突きつけてきて、「おまえら全員、キリタンポにしてやろうかぁ!」って脅してくるんだよ」



A「だから混ざってる! サンタとサブロウに、ナマハゲも混ざってる!

 ……いや、ちょっとまて、デーモン閣下も混ざってるだろ! なんだその「キリタンポにしてやろうかぁ!」って! せめてそこは「蝋人形にしてやろうかぁ!」だろ!」



B「え、だからハロウィンていうのは、12月31日の夜に赤いチャンチャンコ着たサブロウが現れて、その一年いい子にしてなかったらキリタンポにされて食われてしまう、っていう行事だろ?」



A「そんな行事あるわけねぇだろ! だいたい、デーモン閣下どこから出てきたんだよ! 全然関係ないだろ!

 ………………いや、そうか、ハロウィンか。 お前の頭の中で、漠然としたハロウィンのイメージと、漠然とした悪魔的なビジュアルの閣下がイコールになったんだな?」



B「だから、こう…………(再び目を見開いて舌を出し、がに股になって観客を威嚇するポーズ)」



A「……………………混ざってる! おまえ、それKISS(キッス)だろ! アメリカンハードロックバンドのKISS(キッス)だろ! 

 ジーン・シモンズとデーモン閣下まで混ざってるから!」



B「(ポーズを決めたまま)一生忘れられないハロウィンになりそうだろ?」



A「忘れられるか、ボケ。トラウマになるわ」



A・B「ありがとうございました~」

自分は書きながら○○にサンドイッチマンを当てはめてた。


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