召喚士されし者 89・混ざり合うモノ
久々の休みに溜め込んだ、三話全放出っ!!
はっ、燃えたきたぜ、真っ白にな・・・・。
はい、そんな訳で綺麗にしっかり真っ白に燃え尽きた、えんたです。
昨日、なんかアホみたいにアクセスがあった模様です。戦々恐々です。え、なに、俺死ぬの?
興味を持ってくれたり、読んでくれたり、そういった方が増える時は一人でも嬉しいもんですが、いきなり増えると、いつもと違う圧を感じてしまいますね。いや、まぁ、勝手に感じてるだけですけどね?
そんなこんなで、今回は白黒竜の話です。
構想当初より、大分糞野郎になっているので気兼ね無くブッチしてやれそうですw。
今回少しグロい?表現があるので、苦手な人は目を瞑って読む事をお勧めしますです。はい。
では
それは、古の時代。
ありとあらゆる物が力に満ち溢れていた、神の時代。
その竜達は産まれた。
土地が産み出す魔力を糧に、土地を守る守護者として。
産まれし竜は2頭であった。
黒い鱗を持つ竜『ジガザリウ』。白い鱗を持つ竜『オロウバン』。
アーズガルドと呼ばれる聖地を支配し、2頭は彼の時代を生きた。何者にも揺るがされず、何者にも脅かされず、何者も恐れず。
その圧倒的な力で、アーズガルドの王として君臨し続けた。
幾つもの時が過ぎた。
何百何千の年月、数えるのが馬鹿馬鹿しくなる程の悠久の時。
竜にとって、それはこの上無い退屈であったが、それと同時に栄華であった。アーズガルドと言う地に根付きし全ての物が、自らの前にひれ伏し、生死を含めた全ての恩寵を己が裁量で奪い与える神が如き生。
退屈に生きる竜は、退屈に蝕まれながら、退屈に生きる生を謳歌していた。
ある時、退屈に蝕まれていた竜の元にある者が現れた。
それは人と呼ばれる脆弱な羽虫の一匹であった。
竜は何時もと同じく侮った。
己れよりも小さく、か弱く、脆弱であると。
鼻で笑った。
だから何時もと同じく、何も考えず、何も思わず、己れを襲った羽虫の一匹に、その圧倒的な力を振るった。
支配者として、守護者として、王として。
だが、それは、その羽虫は、何時もと同じでは、決して無かったのだ。
竜は、その羽虫によって全てを奪われた。
翼をもがれ、腕を千切られ、体を裂かれ、足を切り落とされた。
支配者としての権利を奪われ、守護者としての地位を奪われた。
何もかも失った竜だが、何よりもその心を支配した物は怒りであった。相方ジガザリウの命を奪われた、オロウバンの怒りであった。
相方であるジガザリウの魂と肉体を、傷ついたその身に取り込み一つとなった。
神々しい程白く輝いていた白い鱗は、穢れた邪法により黒く淀んだ。
神々しい程艶かしく艶やかだった黒い鱗は、色が抜け落ち病的なまでの艶のない白に染まった。
混ざり合う混沌の中で、竜は誓う。
全てを奪った、あの羽虫への報復を。
ジガザリウでもなく、オロウバンでもない竜は、混沌の闇に意識を沈めていく。烈火のような怒りに身を焦がれながら。次の闘争の為に。次の報復の為に。
それから幾百もの時が過ぎ、竜は目覚める。
そして怒りのままに、目につく全てを食らいつくした。
だが、その怒りもまた、憎むべき一人の羽虫により阻止される事になる。
故に、竜は未だ烈火の中にいた。
収まらぬ怒りをその身に宿し、竜は報復の時を待っていた。
竜は咆哮をあげる。
怒り故に。
竜は咆哮をあげる。
報復心に身を焦がれた故に。
ジ・オ・アーズガルドは咆哮あげる。
報復の時を羽虫に報せる為に。
◇━◇
アルベルトより命を受けてから一刻。
ジ・オ・アーズガルドは未だドルワードの山間にいた。
理由は至極簡単だった。
そこに、彼等が最も忌むべき羽虫がいたからだ。
ドルワードの山間に身を潜めていたのは、エルキスタの戦士ギルドきってのエースチーム一行。俗にランカーと呼ばれるギルドメンバーの面々であった。
泥沼と呼ばれ恐れられたチームは10人いたメンバーも今や生き残りが一人だけ。アルドが率いるメンバーも半数が既に魔物の餌食となっており、生き残りは4人のみとなっていた。
しかもどのメンバーも大なり小なり負傷しており、戦闘を望めるような者は既に一人もいなかった。
理由は言うまでもなし。
想定以上となった魔物の集団暴走である。
報告当初、この集団暴走は其れほどの物では無かった。言ってしまえば、よくある、いつもの集団暴走だった。
故に、報せを持ってきた伝令や観測員に非は無いと言えるだろう。間違ってはいないのだ。確かに、其れほどの集団暴走では無かったのだから。
少なくとも、その時はまだ。
ランカー達が防衛線についた時、その驚愕の事実が彼等を襲った。
報告通りであれば、魔物の群れは多くて100程度。危険度は最高でもCランク程。ランカーと呼ばれる彼等ならば、十分事足りる戦力であり、それだけの準備をしてきてあったのだ。
だが、蓋を開けてみれば未曾有の集団暴走。
巧みにその群れの全容を隠していた魔物達は、千を軽く越える数で防衛線に迫ってきていた。
ランカー達は直ぐ様徹底抗戦の構えをとった。
無謀である事は百も承知であったし、直ぐにでも逃げてしまいたい臆病風にも吹かれたが、それが許されない程に状況が逼迫している事を誰もが理解していた。
津波のように迫る魔物達に剣を振り下ろしてから二刻程が過ぎた頃。満身創痍のランカー達は魔物の群れに追従するように迫る、大きな影を見る事になる。
白と黒の双首をもつ、混沌竜ジ・オアーズガルドである。
そしてそれは、彼等にとって最悪の一刻の幕開けでもあった。
◇━◇
「がぁっああっああぁぁぁぁぁっ!!!!!」
耳が痛くなるような悲痛な声が耳に響いた。
恐ろしくてその声の主の方へと顔を向けられない。
だが、見なくても分かる。
また、誰かがやられたのだ。
茂みに身を潜めて私は必死に体の震えを抑えつけた。
悲鳴をあげそうになる為、口には布を押し込んで強く噛み締めた。
声のした方から呻く声が聞こえる。
きっとまだ、死んでいないのだ。
さっきと同じように、アルドと同じように。
アルドは私のチームメイトだった。
ギルドに入ってからそう経たない内に知り合い、なんとなくチームを組んで此処まで共にした仲間だった。
気前、は良くなかったが、頭もそれなりに回り、何よりもいざとなると頼りになる良い奴だった。それにほんの少しだけど、好意も抱いていた。
そんなアルドが、死んだ。
私達の目の前で、なんとも簡単に、死んだのだ。
言葉に出来ない程、無惨に残酷に無慈悲に殺された。
思い出しただけで体が震える。
私は嫌だ。
あんな死に方、絶対に嫌だ。
死にたくない、死にたくない、死にたくない。
どうして私はこんな所にいるのだろう。
お父さんの言うとおり、村にいれば良かった。どこにでもいるような人と結婚でもして、旦那の仕事を手伝って、子供でも作って、なんでもない事に愚痴言でもいながら暮らせば良かった。
そうすれば、少なくともこんな思いはしなかった筈なのだ。
こんな━━━━。
ズシャッ。
呻き声が止まり。
何かが落ちる音がした。
私は思わず出そうになった悲鳴を飲み込み、呼吸を小さくした。ズシリズシリと大きな音を立て、ゆっくり私の背後を大きな影が通り過ぎていく。私はただじっとして、その大きな影が通り過ぎていく事を願う。
━━━━だが、止まった。
私の背後で、その足音は止まってしまった。
「鼓動、臭い、魔力。草の根についた足跡。僅かに漏れる吐息の熱。それで隠れているつもりか、羽虫?」
ぬっと伸びた首が私の上に影を落とす。
思わず見てしまったその竜の裂かれたような口は、血のように真っ赤に染まっていた。
金色の目に怒りの色を乗せ、竜は私を見下ろす。
「さぁ、羽虫。どうやって殺されたい?」
竜が笑う。
裂かれたような口を開き、血のように真っ赤に染まった口を見せて。
「ひぃっ!!!!」
竜は逃げようとする私の足にかじりつき、さして力を込めていないような素振りでブンッと放り投げた。
二転三転する視界の中でろくな反応も出来ず、受け身もとれない私は地面にぶつかる。「ゴキィ」と鈍い音と激痛が襲い、何処かの骨が折れた事を知る。
痛みに堪えかじりつかれた足に視線を向ける。
ボロボロに引き裂かれた足を一目見て、もう逃げる事が出来ない事を知った私は目の前が真っ暗になった。
外からの音が遠い。
視界が揺れる。
そんな私を嘲笑うように双頭竜が言った。
「どうした、羽虫。逃げないのか?」
「ニげてミよ。ハムシ。ほれ、あのニクのカタマリがあるバショマデ、ニげてミよ。ブジにタドりつけたらニがしてやろうぞ。」
竜の指し示す方向へ目を向けると、そこにはアルドの、アルドだった物が横たわっていた。
「ほ、ほ、ほ、本当に?私を、た、助けてくれますか?ほ、本当に?」
竜は笑う。
「あぁ。勿論だ。」
「ヤクソクをタガえるコトはない。」
「だが、少し簡単過ぎるな?黒」
「うむ。そうだなシロ。カンタンスぎるな。」
「条件がいるな。」
「ミョウアンだな。ならば━━━」
竜は私の足に爪を突き立てた。
かじりつかれた足ではない、無事であったもう一つの足だ。
激痛と共に熱がこもり、その傷口から血液が滴る。
「ほれ、此れで良いな。」
「コれで、チョウドヨい。オモシロくなる。さぁ、イけ!」
竜は爪を引き抜き、這いつくばる私に発破をかけた。
信じる事は出来ない。でも、そうしなければ、ただ殺されるだけだ。
私はアルドに向けて手を伸ばした。
少しずつ、アルドが近くなる。
一つ手を伸ばす度に、私の命が私の手に戻ってくるように感じる。
あと一つ。
目の前に届く位置にまで迫ったアルドに、私は手を伸ばした。
「━━━え?」
だが、伸ばした手は何を掴む事は無かった。
「はははははっ!!掛かったぞ!黒!」
「ゲンエイもミヤブれてナいのか!ははははっ!コレはケッサクだ!」
視界に映っていたアルドがボヤけ、霧のように霧散してしまう。
そして、晴れた視界の先に、またアルドの死体が横たわっていた。
「ほれ。まだ、まだ、遠いぞ?急げ急げ。」
「死にたいなら、ベツだがな?」
私はまた手を伸ばした。
何度も何度も、手を伸ばした。
地面に擦れていた肌は血で真っ赤になった。
地面に突き立てた指はボロボロになり、爪は剥がれた。
足の傷口が叫びたい程激痛に見舞われるが、それでも私は進んだ。
死にたくない。
その一心で。
でも、それでも、届かなかった。
死体の位置は、私からどんどん離れていってしまう。
どれだけ手を伸ばしても、アルドがその手に触れない。
分かっていた事だ。
この竜は、私を生かして帰す気などさらさら無いのだと言う事を。
ただ、遊ばれていると言う事を。
でも、それでも、死にたくない。
手を止めてしまえば、私から興味を失った竜が悪戯に弄び、どんな残酷な殺され方をするか分かったもんじゃ無い。
一秒でも、一分でも生きる為には、私は手を伸ばし続けなければいけない。
それが、どんなに絶望的であったとしても。
「死に、たくないよ。死にたくないよ。死にたくない。助けて、お父さん・・・・」
その時だった。
それが起きたのは。
雷だ。
突然、神の怒りだとでも言うような巨大な紫色の閃光が爆音と共に竜の体を包み込んだ。
その破壊力は筆舌に尽くしがたい物だった。山と見まごう程の竜を地面ごと易々と抉りとってしまう程のなのだ。
きっと、これが神の奇跡と言われる物に違いない。
驕り昂った竜に裁きを与えたのだ。
私は遠のく意識の中で、閃光が飛んできた方向へと視線を向けた。
そこには空に浮かぶ赤く輝く星があった。
ユラユラと湯気のような光を纏う、眩しい程に輝く星があった。
「神、様?助けて、助けて下さい・・・・。」
私は私の全てを見知らぬあの光に託し意識を手放した。だが、それは苦痛では無かった。
いつか父の膝の上で転た寝をした時のように、暖かな優しい眠りだった。
ユーキちゃんが女の子友達とお喋りするよ
の
コーナー
イニス「ユーキちゃんはテルとゼルリアだとどっちがすき?」
ユーキ「どっちもガキじゃねぇか、やだよ」シラー
イニス「あたしはねぇー」
ユーキ「聞き耳無しか」ムムー
イニス「パパ!!」
ユーキ「どっちでも無い!」
◇━◇
シェイリア「ユーキ様?どうしたんですかこんな所で?」
ユーキ「む?お、シェイリア良い所に来たな!」
イニス「シェーねぇ!こんにちはー!」
シェイリア「はい、こんにちは。それでユーキ様、なんですか?」
ユーキ「シェイリアの好きな人はロイド?」クビコテン
シェイリア「なんで決まってるんですか・・・。嫌ですよ。私も自由に選びたいですよ」
ユーキ「フューズベルトの爺さん?」
シェイリア「嫌ですよ。なんで師匠が出てくるんですか」
イニス「じじぃふぇち!」
シェイリア「イニスちゃん!?」
◇━◇
フューズベルト「へっ・・・くしゅんほー!!」
門下生「!?」
◇━◇
ユーキ「あ、変態。なんでこんな所に。サボりか?」オッ?
変態「たまにはねぇ。店番はあの穀潰し(ロイド)に任せて散歩中よ。」
イニス「おかしなねぇーちゃん、こんにちは」
変態「おかしな?えぇ、こんにちは?で、何しているの、シェイリアちゃんまで集まって?」
ユーキ「まぁ、普通の恋ばなだな」
イニス「恋ばなー!」
シェイリア「これ恋ばなだったんですね・・・」
ユーキ「変態もロイド?」
シェイリア「も、ってなんですか!も、って!」
変態「へぇー。シェイリアちゃんがロイドをねぇー。ふふふ。面白いわぁ。」
シェイリア「ち、違いますよ!止めて下さいよ!もぉっ!!」
ユーキ「で、変態は?」
変態「そうねぇ。今は特にいないわね。男は、ね。」
ユーキ「ひぃっ!」
シェイリア「こらぁー!!」
◇━◇
ルゥ「ユーキさーん!!」
ユーキ「げぇ」
たったったっー
ルゥ「何しているんですかー?皆さんお集まりで?」
ユーキ「うるせぇ。とっとと、仕事でも探してこい。」シッシッ
ルゥ「もぅ!そんなに照れなくても~」
変態「ポディシブねぇ」
シェイリア「ポディシブとかの問題でしょうか?」
イニス「?あおねぇーちゃん?」
ルゥ「好きな人ですか?そうですねぇ、いない事は無いですけどー、でもなぁー、ふふふ。ちょっと恥ずかしいですね」
ユーキ「うぜぇ。聞いて無いんだが」シラー
ルゥ「実はですね〰〰っ」
ユーキ「・・・」ミザルイワザルキカザルー
ルゥ「って、あの、聞いてます?」
ユーキ「・・・・」ミザルイワザルキカザルー
ルゥ「あ、の、で、す、ね、ぇ!わ、た、し、がぁ!す、き、な」
ユーキ「うるせぇーっ!!!!」ボコー
ルゥ「きゃんっ」
変態「仲良いわねぇ」
シェイリア「そ、そうですか?」
イニス「なかよしー!」
◇━◇
ロイド「俺の好きな人だ?そんなの聞いてどうすんだ?」
テル「べ、別に良いだろ!誰だよ!ユーキじゃ無いだろ!」
ロイド「・・・・」
テル「・・・・」
ロイド「ゆ」
テル「っ!?」
ロイド「・・・・・」
ロイド「そうだなぁ。昨日、夢に出てきたおねぇーさんかなぁ。ぼんきゅぼんの」
テル「ほっ」
ゼルリア「・・・・」(;・ω・)テルクン・・・




