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呪いの一族と一般人

文集め



*** 日和(ひより)碧真(あおし)の会話 ***


碧真:生きてるか?

日和:生きてます! 元気百倍!!٩( ・ω・)و✧


碧真:百倍とかウザすぎだろ。

日和:酷すぎない!? ○ンパ○マンが泣くよ!?

碧真:動くパンを巻き込むな。日和がウザい。

日和:は!?(# ゜Д゜) 


碧真:明日の夜は予定あるか?

日和:待って! 私の怒りは無視!? 空いてるけども!


碧真:それなら、一緒に飯食いに行くか?

日和:うん! 行く!


碧真:何処行く?

日和:天ぷら屋さんがいいな! 美味しいお店を教えてもらったんだ(≧▽≦)♪


碧真:は?

日和:え? 碧真君。もしかして、天ぷら嫌いだった!?Σ(゜д゜)


碧真:食べられるが、日和が油物は苦手だと言っていただろう?


日和:苦手なのは、胃もたれするからだよ。後で梅干しとかレモンを食べればいいし、酷い時は胃薬あるから大丈夫!


碧真:そこまでして食う必要があるのか? 食い意地張りすぎだろう。

日和:碧真君も揚げ物は若い内に食べてた方がいいよ。冗談抜きで食べれなくなるから。


碧真:日和ほど加齢は進んでいないから問題ない。

日和:次会った時に殴っていいかな?

碧真:やってみれば?

日和:やめとく。なんか寒気がした。

碧真:少しは賢くなったな。

日和:うわ〜。今めっちゃ碧真君を殴りたい。碧真君に胃もたれの呪いをかけたい!


碧真:ショボい奴は、考えることもショボいな。

日和:(#`皿´)و怒 (#`皿´)و怒 (#`皿´)و怒


碧真:存在だけじゃなくて、顔文字までウザい。明日迎えに行く時に、また連絡する。


日和:ムカつくけど、了解。




*** 日和、碧真、篤那(あつな)俐都(りと)の会話(壮太郎(そうたろう)のお誕生日会前) ***


グループ名 31歳トリプル〜ツンデレ君を添えて〜


篤那:四人のグループを作ったぞ。これから仲良くおしゃべり出来るな。

碧真:おい。何だよ。このふざけたグループ名は。


篤那:フランス料理の名前みたいでオシャレだろう?

碧真:何処がだよ。


篤那:一人だけ某有名アイスクリーム店と掛け離れている事が不満なのか?

俐都:不満なのは絶対にそこじゃねえよ。


篤那:それなら、31歳トリプルとヤングコーンでどうだ?

日和:何でヤングコーン??(゜д゜)


篤那:ツンデレ君は俺たちより若いからヤング。そして、アイスといえばコーンだろう? だから、ツンデレ君はヤングコーンだ。


俐都:考え方はわかったが、意味わかんねえよ。ヤングコーンは野菜で、アイスとは別物だろうが。


篤那:ツンデレ君が野菜か。確かに、もやしのように細いな。

碧真:喧嘩売ってんのか?

日和:碧真君。落ち着いて。


篤那:もやしは嫌いか? 俐都の作るもやしのナムルは美味しいぞ。丼一杯は食べられる。


俐都:そういう話じゃねえよ。篤那。少し黙ってろ。話が一向に進まねえ。


篤那:だが、グループ名は大事だ。世界に名を(とどろ)かせるなら、かっこいい名前がいいだろう?


俐都:何で世界進出を目指してんだよ!


篤那:俺達なら世界を獲れる! てっぺんを目指そう!

日和:何のてっぺんを目指してるの!?(゜д゜;)


碧真:このグループ抜けていいか?


日和:待って! 碧真君! 壮太郎さんのお誕生日会の打ち合わせしないと!

碧真:日和が聞いておけばいいだろう?


篤那:そんな悲しい事を言わないでくれ。それに除け者にしたら、ツンデレ君はいじけてしまうだろう?


碧真:誰がいじけんだよ。ふざけるな。

篤那:割といじけてる姿を見るが?

碧真:は?


俐都:そこまでにしろ。打ち合わせするぞ。

日和:俐都君の言う通りだよ。本題が全然進んでないよ(;´д`)


篤那:よし。グループ名は『仲良しよしこ世界進出4』でいいな。


 〜碧真が退会しました〜


日和:碧真君!? もう!! 何で話が始まる前に終わるの!? 仲良くしようよ!!


篤那:よしこではダメか。こよしを連れてくる。

俐都:篤那。しばらく黙ってろ!!

篤那:(。・×・。)




*** 日和と碧真の会話 ***


碧真:明日の夜、飯食いに行くか?

日和:ごめん。やめとく。


碧真:何か用事あるのか?

日和:用事は無いけど、最近出費が多かったから、お給料日までは節約しようかなって思って。


碧真:だから、俺が金を出すといつも言ってるだろうが。

日和:それはダメ! 碧真君が稼いだお金なんだから、大事にしなよ。

碧真:俺の金なんだから、好きに使っていいだろうが。


日和:自分の好きな事に使ってよ。それに、碧真君は私より年下でしょ? 年下に奢ってもらうのは申し訳なさすぎるからさ。


碧真:収入は日和より断然多い。

日和:真実だろうけど、残酷すぎて泣くからヤメテ( ;∀;)


碧真:俺が金を出すから行くぞ。


日和:やだ。

碧真:は?


日和:とにかく行かないから。この話はおしまい!




*** 日和、壮太郎、(じょう)の会話 ***


グループ名:1980年代生まれ


 丈 :赤間さん。碧真からの食事の誘いを断ったと聞いたが、本当か?


日 和:本当ですけど、何で丈さんが知ってるんですか?


 丈 :この前、碧真本人から聞いた。奢られるのが申し訳ないからと言って断られたと。


壮太郎:え? 何で? チビノスケの奢りなら行けばいいじゃん。

日 和:いや、年下に奢られるのは抵抗がありますので。


壮太郎:ピヨ子ちゃんは女性だし、奢られてもいいんじゃない?

日 和:お金は男女問わず大事な物ですし。碧真君が頑張って稼いだお金ですから。


壮太郎:人にお金を使うのは嬉しいものだよ? 世の中には、お金の使い所を探してる人もいるし。チビノスケはピヨ子ちゃんと食事に行けるのが嬉しくて誘ってるんだから、甘えちゃえばいいのに。


日 和:いや、”嬉しいから誘う”は違うんじゃないですかね?

 丈 :嬉しくないなら誘わないと思うぞ。

日 和:絶対に生存確認の為です。それに、碧真君とは相棒として、少しでも対等でいたいですから。


壮太郎:ピヨ子ちゃんは、本当に受け取り下手だよね。僕が奢るって言う時も躊躇(ためら)うし。


日 和:壮太郎さんが奢ってくれようとする物は全部値段が高いものですし、頻度が多いですから。誰だって躊躇うと思いますよ。


壮太郎:世の中には、「人のお金で食べるご飯は最高」とか言う人もいるじゃん。僕は稼いでいるから、ピヨ子ちゃんに奢るくらい余裕だよ。ピヨ子ちゃんとは桁違いの収入なんだから。


日 和:事実でしょうけど、オブラート欲しいです( ;∀;)

壮太郎:いくらでも買ってあげるよ。段ボール何箱分欲しい? 

日 和:違います。オブラートを買って欲しいわけじゃないんです(ノ;´Д`)ノ


 丈 :壮太郎。赤間さんを困らせるな。

壮太郎:はーい。ごめんね。じゃあ、僕がお金出すから、二人で行ってきたら?


日 和:何でそうなるんですか!?Σ(゜д゜lll)


壮太郎:え? だって、年下に奢られるのがダメなんでしょう? だったら、年上の僕が奢ればいいじゃん。ピヨ子ちゃんが大好きな平和的解決だと思うけど?


日 和:意味がわかりません! もっとダメ!


壮太郎:えー。じゃあ、解決策として、ピヨ子ちゃんがチビノスケにご飯を作ってあげて、一緒に食べるとかは? 材料費と手間賃を僕が出すからさ。


日 和:全然解決策じゃないです。それに、碧真君は私の手料理とか嫌がりそうです。


 丈 :いや、喜ぶと思うが。

壮太郎:うん。すごく喜ぶね。


日 和:それは無いです。私の料理は普通レベルですし、おしゃれな物や手間の掛かる料理は作りませんし。


壮太郎:ピヨ子ちゃんが作る物だから喜ぶんだよ。まあ、これ以上言っても考えは変わらなそうだね。余裕がある時には、チビノスケと一緒にご飯に行ってあげてね。




*** 碧真と壮太郎の会話 ***


壮太郎:チビノスケ。ピヨ子ちゃんに振られたって聞いたけど元気ー(^^)??


碧 真:は? 何ですかそれ。


壮太郎:食事のことだよ。断られたんでしょ?

碧 真:何で知ってるんですか?


壮太郎:この前、丈君とピヨ子ちゃんと話してた時に知ったんだよ。

碧 真:人がいない所で、勝手に話題にしないでください。気分が悪い。


壮太郎:仲間外れになったからって拗ねないでよ(^^)

碧 真:は? ウザ過ぎます。もう連絡しないで下さい。


壮太郎:まあまあ、振られん坊なチビノスケに、お兄さんが良いことを教えてあげよう。


碧 真:いらないです。さようなら。

壮太郎:聞いてから判断してよ。


壮太郎:未読無視か。まあ、いいけどね。




*** 碧真と丈の会話 ***


碧真:丈さん。壮太郎さんに何か余計な事を話しましたか?

丈 :すまない。碧真が赤間さんに食事の誘いを断られた事を話した。

碧真:やめてください。何でよりにもよって、壮太郎さんに話したんですか?


丈 :壮太郎に話す気はなかった。赤間さんと話そうとしたが、いつものように壮太郎を含めたグループ会話の方にメッセージを送ってしまってな。配慮が出来ていなかった。本当にすまない。


碧真:もういいです。口を滑らせた俺が悪かったですから。


丈 :碧真。壮太郎から伝言を預かっているのだが。

碧真:言わなくていいですよ。どうせ碌でもないことでしょう?


丈 :”食事券を使ったら?”、だそうだ。

碧真:は? 何ですか、それ。


丈 :赤間さんを食事に誘う時のことだ。

碧真:意味は分かりましたけど、本当に余計なお世話です。

丈 :悪意はないからな。

碧真:悪意よりも悪質な好奇心はあるでしょう。


丈 :ダメか? 俺は良いアイディアだと思う。調べてみたが、色々な店の食事券が売られていた。


碧真:丈さん。この話は終わりにしましょう。

丈 :わかった。すまない。出過ぎた真似をしたな。




*** 碧真と日和の会話 ***


碧真:http:XXXXXXXXXXX──。


日和:え。めちゃくちゃ美味しそう( °ω° ) てか、急に何? 


碧真:鉄板焼きの店

日和:それはURLをクリックしたからわかるけど。何で送ってきたの? お給料日前の飯テロ精神攻撃ならやめて。鬼畜すぎる( ;∀;)


碧真:金曜日の夜は空いてるか?

日和:空いてるけど。どうしたの?


碧真:仕事関係の知り合いから、この店の食事券を貰った。食いたいなら、連れて行ってやる。


日和:食事券?

碧真:決まったコースが無料で食べられる。


日和:え!? そんな凄い物があるの!?Σ(OдO) でも、碧真君が貰った物なんでしょう? 碧真君が全部使いなよ。


碧真:二人用だから、一人では使えない。期限も近いから、日和が行かないなら捨てるしかない。


日和:え!? いや、それは勿体無いよ! 鉄板焼きなんだよ!?

碧真:なら、行くか?


日和:でも、絶対にお高いじゃん。丈さんと一緒に行った方がいいんじゃない?


碧真:丈さんは、日和と違って忙しいからな。

日和:確かに。って、私は暇人扱いなの!?


碧真:実際、空いてるんだろう? 

日和:空いてますけどね。なんか悔しい!


碧真:貧乏人に恵んでやるんだから、ありがたく受け取れば?

日和:めっちゃムカつく! もういい。遠慮なく食べてやるから!


碧真:また当日連絡する。

日和:うん。ありがとう。



連日の番外編投稿にお付き合い頂き、ありがとうございました。

九章第1話は、11/15(火)の投稿です。引き続き週一投稿になりますが、よろしくお願いします。

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