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Yの日常  作者: Mr.Y
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キャラクター

 小説を書く際、色々考えてますが、最近キャラクターというものに対して考えています。

 考えといっても「どうキャラクターを動かそうか」とか「どうやったら面白いキャラクターをつくるか」とか、そういう建設的な考えじゃないんです。

 どうも俺はキャラクターを書けないんじゃないか、と。

 いや、小説としてキャラクター自体は書けるんです。

 問題はそのキャラクターそのものを人格として扱えていないというか、なんというか……なんか歯切れの悪い話ですみません。


 ネット上で小説書き始めるようになって、その手の作家さんとも話をするようになりました。でもその話を聞くとなんだか自分とは違うなぁ、と思ってしまうんです。

 その違いというのはキャラクターへの愛が半端ない。

 ストーリーはそのキャラクターをいかに引き立たせるかが主で、書きたい場面があって、それを目指して書いている、というような方もいました。

 自分の場合はまずストーリーがありまして……。


(話がズレるかもしれませんが、自分のような物書きはいわゆる『小説』ではないと思うんです。勝手なカテゴライズかもしれませんが、ただの物語だよなぁ、と思っているんです。なんというか『小説』というものはもっと人間や時代を、あるいは心理的なものの表現というか……だからネット上での小説て単純で楽しいお話だと思って書いています。特に自分の場合はそういう話が多いかも)


 まずはストーリーなんです。

「こういった話を書きたいなぁ」が形になっていくというか、それにキャラクターが出てきて、あんまり人格がない操り人形みたいなものでしょうか。それに演技させてるというか。

(けど勝手に動き出すこともありますけどね。最近なら『△▽の怪異』の橘立花とか、投げるだけがアスファルトに後頭部を叩きつけようとしだした)

 だから、一応、イラストも描けます。

(上手い下手はまた別の話)

 けどキャラクターに対して愛がないと感じるんですよね。

(昔、ケータイ小説のSNSで作者の代わりにキャラクターがブログ書いてる人までいた。ライトノベルのあとがきみたいに!)


 このキャラクター愛が作品の善し悪しにどの程度、影響を与えるのかわかりません。けど俺的には自分にないものだから羨ましくも思える。

 だから、実はキャラクターの使い回しをやってみたんです。どこぞで書いてるエロ小説のキャラクターを『△▽の怪異』では(南魚と日高以外は)そのまんま使ってみたんですが、結局、ストーリーをメインで考えているためか(それでも『△▽の怪異』の大筋はそのエロ小説の焼き増しだったりする。作者本人にしかわからないレベルだと思いますが)全然違うキャラクターになっている。


 なんというかキャラクターメインで書いている人てストーリーも長いものが多いような気もするんです。趣味で書いてる身としては長く書ければそれだけ楽しいじゃないですか?(その分、まとめるのが苦しいですが)だからキャラクターメインに書いてみたかったんですが、結局、ストーリーに押されてキャラクターがストーリーに合ったものに変化する。うーん。


 あと、コンテスト関係も『キャラクター小説求む!』というものが多い気がするんですよね。つまり、キャラクターが求められているんだな、と。読者に愛されるキャラクターを考えるにはまずは作者本人が愛せるキャラクターを生み出さなければならないと思うんですよ。そう考えると俺にはキャラクター小説は無理なんかなぁ。ストーリーメインでもいわゆる小説にはほど遠いし……まぁ、趣味で書いてる身なので気楽に悩んでいこうと思います。

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