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Yの日常  作者: Mr.Y
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不思議な同級会

 先日、専門学校時代の同級会へ行ってきました。


 ですが、最初に声をかけられたとき、めちゃくちゃ怪しいと思ったんですよ。だって今年の二月にいきなり「同級会やろう!」と電話があったんですよ。しかも連絡なんて十数年くらいとってないヤツからですよ。それが「まぁ、みんな忙しいだろうから冬にするから頭の中に入れといて」と。


 これはアレだ。ほいほい同級会にいったら情報商材買わされるか、宗教に勧誘されるかのアレだ、と思い、つっけんどんに「はいはい、わかったよ」と適当に相槌打って電話を切ったんです。


 しかもあんまり仲の良くない連中からでした。

 まず人を見下す物言いが気に食わないし、そんなに気も合わなかったし、つるんで飲み行く連中でもなかった。ただ、面倒臭いんで、適当に相槌打って「ハイハイ、ソウデスネー」といって、適当に飲んだり食ったりはして、話を聞いているだけだったんです。だから声をかけられたときは「これは行かない方がいいな」と思っていたんです。


 けれど十一月にまた連絡があって「みんなバラバラに住んでてちょうど真ん中らへんがお前ん家だからいい飲み屋ない?」と飲み屋を教えてくれ、と依頼があって「俺が幹事かよ? メンドクセー」と思いながら安くて上手い料理を出す飲み屋とかツマミや料理の傾向をピックアップすると「じゃあ、みんなに訊いとくわ」とそいつが幹事やる気満々。


 ここで半ば強制的に参加することになりました。

 店、選んだのは俺だし、家の近くなんで参加せざる得ないだろうし……ここまで来ると情報商材屋でも宗教勧誘でもないだろうし。


 そんで十数年会ってない連中と飲み会ですよ。

 まず顔と名前が一致しない。職業がよくわからない(職業がその人の人格を決めるわけではないけれども)。結婚したかどうかもわからない(結婚がその人の人格……以下略)。

 なんだか知らない人たちの飲み会にいきなり参加したようなアウェー感たっぷりだったんです。

 まぁそこは歳食ったモンの強みで話しながら聞きながらなんとか場を繋げましたが……おまえら楽しいのか?


 なんというか、あんまり気心が知れない人が仲良く昔話をしているのが不思議というか、こいつらは俺が嫌々つき合って、話を合わせていたのを知らずに「まぁ、こいつはこんなヤツだった」とそういうふうに俺をみていたのかぁ、と。


 つまり嫌いな人でも顔に出さず、波風立てないようにしていれば、そういう人だ、と思うのか? そして「たまに会ってまた飲みたい」と思えるものなかのか? そもそも専門学校で二年間一緒に学んだだけなのに十数年経ってまた会いたいと思えるものなのか? と不思議な感覚でした。


 もしかしたら俺が変わり者か?

 こっちは連中は自己中で人を見下す人たちだったけど、あっちの認識だと俺はちょっと変わったトモダチだったのか? それとも自分たちより下の話しやすい人間だと思われていたのか?


 なんか行った価値があったようななかったような。

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