先に打て 強く打て 情は無用!
娘たちが観たいアニメがある! とネトフリに加入しました。当初、乗り気でもなく「また無駄金使うのか」とため息混じりに娘たちの観るアニメを観ていたんですが、「『どうする?家康』があんまりピンとこないし、俺もなにか観るか!」と検索してたら、『コブラ会』というドラマがありまして見事にハマりました。
俺が小さい頃、金曜日ロードショーで『ベスト・キッド』をやっていて、ハマったのを覚えています。鶴の構えとかワックスオン、ワックスオフとかやってたなぁ。当時、父親の友人が少林寺拳法の道院をつくったからと半ば無理矢理、少林寺拳法をやらされていたので少しモチベーションアップにも役立ったかも。
『ベスト・キッド』いいんですよ。
なんかヘンテコなアメリカン・ジャパニーズですが、芯のところでは武道というものの本質を理解しているという不思議さがなんともいえない(笑)
確か『ベスト・キッド3』の金曜日ロードショーのCMのナレーションで「どこまでも激しいコブラの拳とどこまでもたおやかなミヤギ道の拳……勝つのはどっちだ!」というフレーズとともにコブラ会で鍛えるマイクとミヤギ=サンと共に形稽古をするダニエル=サンの映像がグッときたのを覚えています。
あの対極な鍛錬シーンがもう美しい!
形稽古としては実際の空手の型の方が綺麗なんです。ラルフ・マッチオもパット・モリタもあまり上手くないんです。だが美しい! なぜって? 彼らが師弟で擬似親子でダニエル=サンでミヤギ=サンだから! 勝つことより強くなるために鍛えてるから! カッコイイとか綺麗だとか、そんなことはどうでもよくなるんです。ただただ美しい。
初見でなにがなんだかわからないくらいぼうっとしていて、数年後、レンタルしてきて観てたら、画面が観れないんですよ。せっかくのいいシーンなのに自分の涙で観れないという(笑)
自分も学生時代は些細ないさかいからよく喧嘩になっていたのでなにか強く共感できたのか、自分もあんな風になりたかったのかも。
自分でも引くくらいどハマりした映画の続編でしかもドラマとかもう娘たちからテレビを奪って観てました。あっ、シーズン6が楽しみすぎます。
で、ドラマ『コブラ会』の話に戻ります。
主人公が『ベスト・キッド』で最後に負けるジョニーという少年が成長して酔っ払い破天荒おじさんになって再び『コブラ会』を立ち上げるところから始まるという……かつての主人公のライバルが主人公で隣に住む少年と擬似親子関係というエモさ……素晴らしい。
このドラマについていいたいことはたくさんありますが、割愛。
お話としてなにがこんなにも自分の心を惹きつけるのか考えてみました。
最初はアメリカン・ジャパニーズでなぜか武道の本質を理解し、人生にある苦難を武道の真髄で乗り越えていこうとすることに共感しているのかなぁと考えてましたが、どうもそれだけじゃないなぁと、恋愛あり、友情あり、アクションあり……けれども自分が一番気になっていて、登場人物たちが一番大切にしているのは家族なんじゃないだろうか、と思うんです。
人生で苦難はつきもので、それを乗り越えるために空手がある、というのが話の流れですが、登場人物たち皆が大切にしているのが家族のような気がするんですよ。
家族は人間関係の基本となるものじゃないですか? そもそも『ベスト・キッド』もダニエル=サンとミヤギ=サンの擬似親子から始まっていますし。
理想的な家族なんて望んでもなかなか存在しないけど、登場人物は家族について悩み、暗中模索していて、今の自分にとっての最高のカタチを追いかけている。そこに強引に結果を出そうとする主人公ジョニーがいたり、冷静に分析しながら解決しようとするダニエル=サンがいたり、その子供たちも親の教えに振り回されたり、頷いたり、喧嘩したり、逆に子供たちの方がしっかりしてたり(笑)
いままで家族をテーマに書いたことないし、どことなく家族をテーマにしたものって小説は重いもののような気がして自分には書けそうにありませんが、もしかしたら書いてみたら面白いかも!




