表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/300

第五章38 『幕間 新たな悪意の予感』

短めです。ではでは。

 長い──長い夢を見ていたような気がする。



 見慣れた天井、嗅ぎなれた本と紙の香り、感じなれた冷たい空気、横になっている体を包むベッドの感触。全てが、男に「朝が来た」と告げているようだ。


 息を吐き出しながら上体を起こし、ゆっくりと頭をかいて脳を起こす。



「ふわ……あぁ…………。なんだか……つないだことのある手の感触が…………」



 右手に視線を落とした後、部屋をぐるりと見渡してみる。



 彼の部屋にはグレモリーという悪魔がいるのだが、彼女はまだ熟睡している。寝ているうちに手を握られたのかもしれないが、いつも就寝前に「ちょっかい出したら契約破棄(けいやくはき)する」と釘を刺しているので、可能性は低い。


 とはいえ悪戯(いたずら)かもしれないので問いただそうとしたが、あまりにも気持ちよさそうに寝ているので、起こしづらかった。



「…………私は……何を……」



 大切なことを忘れている気がする。予定とかじゃなく、もっと重要な──文月(ふづき) 涼晴(すずはる)という存在にかかわるような大きな問題。何か……を…………








 ──()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()









~~~




「あーたーらしーいあーさがき……ふわぁぁ……。おはようございまーす…………」



 髪のセットよし、服装よし、やる気よし。しかし眠気がいつもの二倍増しで、まぶたを接着してくる。それでも休むことは許されない。



 というのも、昨日はグレモリーに連れ出されて買い出しに行ってしまい、天才小説家殿からお叱りをいただいた。ゆえに、今日の仕事は相当ハードなものになると予想される。





 ぐいーっ、と背伸びをして、今日という一日を頑張るための気合を入れる。



「……っし!! コーヒー飲んで頑張りましょう!!」



 コーヒーを()れるためにキッチンへ向かう。涼晴(すずはる)のもとで働き始めて、もう少しで五か月になる。毎日ではないものの、日常的にコーヒーを飲んでいるためかなり腕が上達した。



 コーヒーミルにコーヒー豆をいれてけずっていると、涼晴(すずはる)の部屋のドアが開く音が聞こえた。



「あ、先生おはようございます。コーヒー()れましょうか?」


「あ゛ー……悪い。ちょっと外出てくるわ。その間、俺の代わりにここ守ってくれよ、エマ」


「はーい。…………………………………………………………………………えっ」









 違和感に気づいて廊下へと飛び出した時には、小説家の姿はなかった──。

面白かったらブックマーク、高評価や感想などよろしくお願いします!!マジで!!!!

Twitterアカウントもよろしく!! @kareha_henshin

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ